お寺が、安心して「老い」も語れる場に

2022年9月10日

「仏教が葬儀・法事ばかりの関わっていてはいけない。いかに生きるべきかを説かなければならない」として、いわゆる葬式仏教を否定する人々が多く見受けられます。
私も、大いに同意する部分がありますが、ふと
仏教が示す人間の根本の苦しみ(=四苦)を思い起こしました。
それは、「生老病死」の4つです。

元々、仏教は、「死」のみを取り上げてきたわけではなかったのです。
「生まれ出る苦しみ」「老いを抱える苦しみ」「病を抱える苦しみ」そして、「死を抱える苦しみ」なのでした。

ですから、源光寺では、自分や家族の「老い」に関してもっと気軽に話が出来て、アイデアをもらえて、「老い」の新たな意味を見いだせて、地域での新しい介護を創るきっかけ作りを模索しています。
詳しくは、チラシをご覧ください。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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