帽子の役割はいくつある?

2022年9月12日

今日は、昼から出かける予定がありました。
岡山県倉敷市「つづきの絵本屋」さんで行われるイベントに、参加する予定だったのです。
一般の方が参加するイベントは、ほとんどの場合が土日開催です。
土日にご法事や行事が集中するお坊さんにとっては、それらのイベントには参加できないことがほとんどです。だから、平日開催の絵本イベントは、とてもうれしかったのです。
しかし、今日も予定外のお客様や用事が入り、バタバタと一日が終わってしまいました。

少ししょんぼりしていた私ですが、気分転換をするために、夕方になってから草取りをしました。
真夏のことを思うと、朝夕が涼しくなってきましたので、帽子をかぶらず草取りを始めました。
ところが、案外暑かったのです。
汗がいっぱい出ました。
頭の汗がほおをつたって落ちていきます。
下を向いている時には、メガネのレンズにぽたりぽたりと落ちます。
「あれ!?こんなに汗をかいたのは久しぶりかな?いや、そんなはずはない!」
そして、気がつきました。今日に限って帽子をかぶっていなかったことを。

これまではほとんど意識していませんでしたが、帽子をかぶっていたことで、頭にかいた汗をしっかりと吸収してくれていたのでした。
帽子の役割の一つを実感した瞬間でした。
帽子は、日よけだけではなかったんですね。
一つ条件が違うだけで、このような新たな発見があるのですね。
だから、この娑婆世界も面白いのですね。
これからもささやかな発見を楽しみながら、生きていきます。
あなたは、帽子の役割をいくつ思い浮かべられますか?

明日は、帽子をかぶって草取りをしようと思いました。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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