お盆すぎのある日、父の傘寿(80才)のお祝いのために、子どもたちが返ってきました。
日頃は、長男は東京で社会人、長女は大阪で大学生。
コロナが拡がってこの3年間は、なかなか三次に帰ってくることが出来ませんでした。
父の傘寿のお祝いはたった一度きりなので、お互いに体調を整え、検査をするなどして準備を整えました。息子の声かけで、娘と私の3人で市内の様子を見て回りました。
高谷山・尾関山公園・サングリーンなど。
子どもたちは、それぞれの風景を懐かしそうに眺め、いろんな変化に気づき、写真に収めていました。
兄と妹が何気ない話をしながら歩いている後ろから、ついていく私。
2人の仲の良さにホッとすると同時に、時の流れを実感しました。
ある時期までは、子どもたちの手を引いて先頭を歩いていた私。
道案内をし、様々な指示を出し、危険を回避し、子どもたちを護ってきた日々。
ところが、今は違います。
それぞれの場所で、様々な人と出会い、ぶつかり、力を合わせ、苦悩し、でも立ち上がる2人になっています。
私は、もう2人の前を歩かなくていいのでした。
ただ、ニコニコしながら2人の後を歩いて行けばいいのです。
2人に関わってくださる様々なつながりの力を信じて。
帰ってきた時に、「お帰り!」と温かく迎えてやれる場所でありたいと思っています。
(今晩は、源光寺で介護の講演会を開催しますので、早い時間の投稿となりました)