くしゃみで鐘が鳴る? ご法話をYouTubeで配信中

2022年10月28日

「絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeチャンネル」をご視聴いただき、有り難うございます。

■ご紹介:2022年源光寺秋彼岸法座ご法話 その3
https://www.youtube.com/watch?v=w2MhbbPRJKM

この動画は、2022年9月に源光寺でお勤めした秋彼岸法座の一コマで、長田瑞昭先生(光西寺住職/三次市)のご法話(昼席・前半)です。

長田先生は、ある時のご自坊でのエピソードを紹介されました。
それは、仏参のためにろうそくを灯し、お線香をお供えしていた時だったそうです。
季節柄、花粉症の症状が出たのか、思わず大きなくしゃみが出たのだそうです。
すると、まだ叩いてもない鐘から音が聞こえたのだそうです。
それは、くしゃみの振動が伝わり、勝手に音が鳴るはずのない鐘を響かせたのでしょう。
このエピソードから、
「私たちがお念仏を称えるようになっているのも、同じことです」
とお示しくださいました。
「平素、愚痴や不平・不満を述べている私に、阿弥陀如来の喚び声が届き、その大いなる響きを受けて、今やこの私がお念仏を称えられるようになっていたのですね」
と、この私にすでに届いている阿弥陀如来の働きをお示しくださいました。

また、「正信偈」の一部を紹介しながら、「易行道」ゆえに、その阿弥陀如来の働きを素直に聞き受けることが難しい私の姿もお話しくださいました。

この動画視聴を通して、浄土真宗の教えがお葬儀・ご法事の単なる道具ではなく、苦悩を抱える人生の確かなよりどころとして受け止めていただけるものと思っています。いつでも・どこからでも・何度でもご視聴・お聴聞いただけます。さらに、若い世代にもご紹介ください。コロナ下でも法灯を絶やさない源光寺の取り組みを応援していただけると、うれしいです。

 

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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