「絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeチャンネル」をご視聴いただき、有り難うございます。
■ご紹介:2022年源光寺秋彼岸法座ご法話 その3
https://www.youtube.com/watch?v=w2MhbbPRJKM
この動画は、2022年9月に源光寺でお勤めした秋彼岸法座の一コマで、長田瑞昭先生(光西寺住職/三次市)のご法話(昼席・前半)です。
長田先生は、ある時のご自坊でのエピソードを紹介されました。
それは、仏参のためにろうそくを灯し、お線香をお供えしていた時だったそうです。
季節柄、花粉症の症状が出たのか、思わず大きなくしゃみが出たのだそうです。
すると、まだ叩いてもない鐘から音が聞こえたのだそうです。
それは、くしゃみの振動が伝わり、勝手に音が鳴るはずのない鐘を響かせたのでしょう。
このエピソードから、
「私たちがお念仏を称えるようになっているのも、同じことです」
とお示しくださいました。
「平素、愚痴や不平・不満を述べている私に、阿弥陀如来の喚び声が届き、その大いなる響きを受けて、今やこの私がお念仏を称えられるようになっていたのですね」
と、この私にすでに届いている阿弥陀如来の働きをお示しくださいました。
また、「正信偈」の一部を紹介しながら、「易行道」ゆえに、その阿弥陀如来の働きを素直に聞き受けることが難しい私の姿もお話しくださいました。
この動画視聴を通して、浄土真宗の教えがお葬儀・ご法事の単なる道具ではなく、苦悩を抱える人生の確かなよりどころとして受け止めていただけるものと思っています。いつでも・どこからでも・何度でもご視聴・お聴聞いただけます。さらに、若い世代にもご紹介ください。コロナ下でも法灯を絶やさない源光寺の取り組みを応援していただけると、うれしいです。