オンライン月参りにお礼のコメントが届く

2022年11月30日


新型コロナがきっかけで、新たな取り組みが始まりました。
その1つが、親戚宅数カ所をオンラインでつないだご法事。
2つめには、お通夜やご法事の様子を収録・編集し、後日YouTube限定公開で離れた親戚の方に視聴いただくもの。
さらには、オンライン月参りという仏縁です。
先日も、東京と三次をつないで、50代ご夫婦とオンライン月参りを勤めさせていただきました。

源光寺の本堂に、ZOOM用のノートパソコンとご本尊を写せるスマホを設置。
「正信偈」を一緒にお勤めし、お互いの近況報告、そしてご法話です。
今回のご法話は、ケネス田中先生(浄土真宗僧侶・武蔵野大学名誉教授)の仏教説話『だいじょうぶだよ へいきだよ』を紹介しました。
この説話は、地元・三次での在家報恩講でも繰り返しご紹介しているもので、私自身、読む度に阿弥陀如来のお慈悲の素晴らしさを実感しています。
紹介後、感想をシェアしていたらご主人が
「アメリカで語り継がれた話ということだけど、今のは日本語に訳されたものですね。元の英語版が聞きたいです」
とリクエストをしてくれました。
そこで、私のYouTubeチャンネルから英語版を案内して、視聴してもらいました。

■ご紹介:『You Are Fine Just as You Are: Essence of Shin Buddhism』ケネス田中/作
https://www.youtube.com/watch?v=iymiZIqvOwQ

英語が堪能な彼は、
「英語版の方がすっと身体に入った。よくわかった!!」
などと、正直な感想を述べてくれました。

20年来の関わりなので、お互い飾ることなくやりとりできる貴重な間柄で、私自身、いろいろな気づきを頂いています。
そのご夫妻から後刻メッセージが届きましたので、ご紹介をします。私の自己満足に陥らないためにも、このようなお声を頂けることはとても有り難く、心強いです。
さて、12月はどんなご法話をしようかな?

玄猷さん
先日は、オンライン御参りありがとうございました。
今更ですが、インターネットのお陰で良い時代になりましたね。
夫の転勤で東京に来て三次と遠く離れてしまいましたが、ネットのお陰で以前と変わらず、玄猷さんにお参りして頂けています。
母が亡くなり、月命日の法要は三次と東京という距離では諦めるしかないかと思っていたところ、玄猷さんがオンラインで出来ますよと仰った時には、何となくピンと来なかったのですが、実際に行ってみたら、素晴らしいですね!
懐かしい源光寺の御本尊と玄猷さんの映像を拝見しながら、私たちがお経を読む声と、玄猷さんがお経を唱えられる声がちゃんと一緒に重なるのですから。

また、紙芝居「大丈夫だよ、平気だよ」も面白かかったです。
面白いという表現が適切かどうか分かりませんが、日英両方のバージョンをお聞かせ頂き、主人は喜んでいました。
私達もお話の水夫さんのように、全てを阿弥陀如来様にお任せする、また、見えずともその手に守られていることを、こういった紙芝居をきっかけに知ることが出来たのは、有難い事だと感じました。
私達のように何らかの理由で三次から離れてしまって、ご供養を諦めてらっしゃる方がいらっしゃるなら、本当にこのオンラインでの御参りをお勧めしたい程です。

また来月もよろしくお願い致しますね、玄猷さん!
寒くなりましたが、お身体お大事に。

■ご紹介:『You Are Fine Just as You Are: Essence of Shin Buddhism』ケネス田中/作
https://www.youtube.com/watch?v=iymiZIqvOwQ

仏教説話『だいじょうぶだよ へいきだよ』の英語版です

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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