普段から目にしておくと思い出せるのだ

2023年1月23日

身だしなみを整えるために、毎日整髪料を使います。
残りが少なくなったので、新しい整髪料を買いに行きました。
ストックとしておいておこうと収納場所を見てみると、なんと以前に買い置きしたものがもう一本おいてあるではありませんか?
日頃の保管場所とは違うから目にすることがなくて、すっかり忘れてしまっていたのですね。
自分の物忘れが恥ずかしくなりました。

でも、その時に思い出したことがあるのです。
「私が忘れていても、阿弥陀如来という仏さまは、私のことを決して忘れはしないのです。
いつでもどこでもどんな時でも、見てござる聞いてござる知ってござる仏さまなのです。
だから、ただいまの人生も心強いですね。」
以前聞いた仏さまのお話を、日常のふとした瞬間に思い出せるってうれしいですね。

さらに、忘れている時でもいつでも思い出せるように、(家族が亡くなった後ではなく)普段の生活において目につく場所に阿弥陀さまを迎えさせていただくことは大切なのだなあと、改めて実感しました。

浄土真宗では、「家を一軒構えたら、まず家の主である阿弥陀さまをお迎えするように」と伝えてきました。阿弥陀さまの見護りや導きの中で、家族が大切な日暮らしを重ねていくのですね。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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