身だしなみを整えるために、毎日整髪料を使います。
残りが少なくなったので、新しい整髪料を買いに行きました。
ストックとしておいておこうと収納場所を見てみると、なんと以前に買い置きしたものがもう一本おいてあるではありませんか?
日頃の保管場所とは違うから目にすることがなくて、すっかり忘れてしまっていたのですね。
自分の物忘れが恥ずかしくなりました。
でも、その時に思い出したことがあるのです。
「私が忘れていても、阿弥陀如来という仏さまは、私のことを決して忘れはしないのです。
いつでもどこでもどんな時でも、見てござる聞いてござる知ってござる仏さまなのです。
だから、ただいまの人生も心強いですね。」
以前聞いた仏さまのお話を、日常のふとした瞬間に思い出せるってうれしいですね。
さらに、忘れている時でもいつでも思い出せるように、(家族が亡くなった後ではなく)普段の生活において目につく場所に阿弥陀さまを迎えさせていただくことは大切なのだなあと、改めて実感しました。
浄土真宗では、「家を一軒構えたら、まず家の主である阿弥陀さまをお迎えするように」と伝えてきました。阿弥陀さまの見護りや導きの中で、家族が大切な日暮らしを重ねていくのですね。