写真パネルが出来た お寺の活動を知っていただく努力

2023年2月1日

「これだけがんばっているのに、わかってくれない」
「いつもあなたのことを考えているのに、気づいてくれない」
「見えないところで色々考えて工夫を重ねているのに、結果だけを見て判断されてしまう」
「もっとやりたいことがいっぱいあるのに、ちっとも手伝ってくれない」

私は、時々病気になります。
それは、冒頭に紹介した「のにのに病」です。
でも、これはよく考えたら、自分の行動が独りよがりになっている証拠ですね。
私の「Do」もしくは「Must」だけで進んでしまい、皆さんの「Needs」とはかけ離れているということですよね。
私の「Want」と皆さんの「Needs」や「Want」が上手く結びあえたら、お寺はもっと面白くなるのでしょうね。

毎年1月に制作する写真パネルは、昨年1年間の源光寺の活動の一コマを提示するものです。
様々な行事やご法事などでお参りくださった方がその合間にご覧になり、いろんな声を聞かせて下さいます。
「子どもたちも集まって楽しそうですね」
「このお寺では、いろんな行事をされていますね」
「山歩きも行かれるのですね。私も若い頃はよく山に行っていました」
「音楽の行事もされているのですか?今度参加してみたいです」

「のにのに病」から卒業して、お寺や住職の活動を知っていただく工夫を重ねよう。
そして、一人ひとりの「Needs」や「Want」を汲み取れるように工夫をしよう。
さらに、それらの活動に参画してみたくなるような工夫に取り組もう。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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