「大人に絵本ひろめ隊」隊員に 絵本のお坊さんアップデート 

2023年2月21日


日々いろんなことが起こりますから、興味・関心がある研修会に申し込んでいても、必ずしも参加できるとは限りませんね。特に住職である私は、急なお葬儀のご依頼などで研修会のキャンセルを何度も経験してきました。だから、予定通り参加できた時の喜びは格別です。

今回は、絵本セラピスト協会代表のたっちゃんの研修会に参加することが出来ました。長年の念願が叶い、福山市で会うことが出来ました。会場に入ると、福山市で読み聞かせなどの活動をされている奥田かずみさんともバッタリ。SNSを通じてその活躍を拝見していたお一人でしたので、さらに喜びと感動が倍増しました。

16人程度のこじんまりした研修会でした。ほとんどが初対面の方でしたが、お互いに「絵本大好き」という共通点があるので、緊張せずに参加することが出来ました。さらに、それぞれが自然に関われるような、たっちゃんの進行も素晴らしかったです。

書店や絵本業界の現状に加えて、なぜ大人に絵本なのかという点についても興味深いお話でした。
そして、たっちゃんが実際に5冊の絵本を読んでくれました。
これまで我流でやってきた私ですから、たっちゃんの絵本の持ち方・ページのめくり方・見せ方・声の出し方など、すべてが勉強になりました。しかも5冊とも知らない絵本だったので、私の視野がグンと拡がりました。最後には、参加者それぞれで絵本の読み合いと感想の分かち合いをしました。

私は、これまで小学校の読み聞かせボランティアやお通夜・ご法事という場での読み聞かせを重ねてきました。ただ、これまでは時間の制約などがあり、ほとんど読みっぱなしで終わっていました。だから、1冊の絵本であっても感想や気づきはそれぞれであることを実感し、とても楽しかったのです。日常の場では、意見の違いが対立や排除・疎外感などを生むことが多いのですが、絵本の場合は、それぞれの違いを「へえ~!」とそのまま受けとめることが出来るから、不思議ですね。そのような出会いと関わりが「絵本でいつのまにか世界平和」ということにつながっていくのかも知れません。

この講座を受けて、私も「大人に絵本ひろめ隊員」になりました。
源光寺トーク&ライブ一期一会21(9月30日)では、今回お世話になったたっちゃん(岡田達信さん)をゲストにお迎えし、「えほんテラピー」を開催します。絵本大好きな大人の方は、どうぞご参加くださいね。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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