地元に藍染め工房が出来ていた 新しい魅力が増えている!

2023年3月3日


毎月月末に手配りしている『御堂さん』。
同じルートを原付バイクで走りますが、その時々で陽射しや気温、季節の移ろいをはじめ、家の新築・解体、新しい店舗の開店のほか、田んぼが宅地に造成されるなど様々な発見があります。

『御堂さん』3月号を配っていた2月下旬。
あるお宅の庭先で、初めて見る看板に気づきました。ポストに『御堂さん』を投函し、その看板を撮影していたら何やら話し声が聞こえました。声のする方をのぞいてみると、女性が2人。
昨年のサマースクールで、子どもたちの写真を撮ってくださったSさんとその娘さんでした。
私「今、御堂さんをお届けしました」
Sさん「まあ、源光寺さん、いつも届けて頂いて有り難うございます」
私「ところでこの看板は?あれ??新しい建物も出来ていますね。先月は気づかなかったんですが・・・」
Sさん「実は、今日が工房のオープンだったんです」
私「え、何の工房ですか?」
Sさん「藍染めの工房です。もう先月には、だいたい出来ていたんですよ」
私「そうだったんですね。そうか、先月は大雪でしたから、こうしてお庭の中までは入れなかったですから、気づかなかったんですね。この工房は、いつぐらい前から考えておられたんですか?」
Sさん「はい、しばらく前から考えていましたが、ここ数年で材木の値段が急に上がりました。特に国産材の値上がりは急激でした。だから、昨年思い切って決断しました。このログハウスの材木は、カナダから届きました。この中で、実際に藍染め体験してもらうことも出来るんですよ。何かの形で、地域に貢献したいと思っていたんです」
私「ちょっと、工房を見せてください。わあ~、すごいですね。それぞれの作品、いい色合いですね!!地元にこのような場所が出来るなんて、素晴らしいですね。また、新しい魅力が増えました!!
あの~Sさん、源光寺では、毎年秋になると「トーク&ライブ一期一会」という行事をするんです。その行事は、お話と音楽とギャラリーという三本柱が基本なのですが、今年のトーク&ライブのギャラリーをこの藍染めの作品で飾って頂けませんか?」
Sさん「え~、飾らせてもらえるんですか。どんなものがいいですか?」
私「はい、どんなものでもいいですよ。本堂の中をどのようにでも使って頂いてもかまいません」
Sさん「わあ~、うれしいです」
私「私も、今から楽しみです。どうぞ、よろしくお願いしま~す」

このように思いがけない出会いと関わりがあることで、心配や不安の多い時代でももうちょっと生きてみようかなと、力が湧いてきますよね。

ちなみに、今年の「トーク&ライブ一期一会21」は、
2023年9月30日(土)14時~16時
「絵本テラピー 大人のためのステキな絵本タイム(仮称)」
ゲスト:岡田達信さん(絵本セラピスト協会代表)
ギャラリー:坂口文子さん(染め工房奈つ代表)
主催:源光寺門信徒会
どうぞ、お楽しみに!!

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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