「絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeチャンネル」をご視聴いただき、有り難うございます。
この動画は、2023年1月に源光寺でお勤めした御正忌法座の一コマで、本願寺派布教使・坂原英見先生(三次市東光坊ご住職)のご法話(昼席・前半)です。
■ご紹介:2023年源光寺御正忌法座ご法話 その3
https://www.youtube.com/watch?v=NsLdQcDD-n0
坂原先生は、ご法話の中で
親鸞聖人が生きておられた時代は、大変過酷だったと紹介してくださいました。
その一例として「養和の大飢饉」をあげられました。
飢饉によって亡くなられた方の額に、「阿」を書き続けたお坊さまがおられたそうです。その数を数えたら、4万2000筆にもなったのだそうです。当時の京都の人口が20万人と言われていますから、これはものすごく多くの方々が亡くなられたことになります。
幼い頃にご両親とも別れられ、さらにこのような惨状の中を生きてこられた親鸞さまですから、「生死出づべき道」を求める思いが大変強かったのではないでしょうか?
さらに、ご法話の後半では、
「私が親のことを忘れていても、親はいつも私のことを案じてくれていた」
と、ご自身の学生時代をふりかえられました。
また、息子さんが誕生された時のことやご結婚の際のエピソードなどをお話しくださるなかで、
阿弥陀如来のみ教えを頂く私たちは、
「死んで終わりではないいのち」
「死んだらしまいと思っているのは、生きている人間の狭い了見」
「亡き方も、お念仏となってこの私を護っていてくださる」
と、お話しくださいました。
この度のお聴聞で「一人じゃない」と改めて味わうことができて、本当に心強く思いました。
この法話視聴を通して、浄土真宗の教えがお葬儀・ご法事の単なる道具ではなく、苦悩を抱える人生の確かなよりどころとして受け止めていただけるものと思っています。いつでも・どこからでも・何度でもご視聴・お聴聞くださいね。さらに、若い世代にもご紹介ください。コロナ下でも法灯を絶やさない源光寺の取り組みを応援していただけると、うれしいです。(YouTubeへの動画更新がすっかり遅くなってしまいました。法話配信にご協力頂いた坂原先生にも、心よりおわびを申しあげます)