■ご紹介:2024年源光寺永代経法座ご法話 その2
https://www.youtube.com/watch?v=eBmY0MqAX9w&t=7s
「絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeチャンネル」をご視聴いただき、有り難うございます。
この動画は、2023年4月に源光寺でお勤めした永代経法座の一コマで、佐藤知水先生(本願寺派布教使/広島県福山市)のご法話(朝席・後半)です。
佐藤先生は、
仏教の開祖・お釈迦さまがまだ王子だった時の、出家の動機とされている「四門出遊」のエピソードをご紹介してくださいました。その四門出遊とは、老・病・死、そして修行者との出会いを指しています。
その中の老病死は、決して王子に限定された話ではありません。今のこの私にも共通するいのちの事実であるにもかかわらず、日頃は老病死を遠ざけた生活をしている私たちです。
王子は、「四門出遊」を通して老病死は自分の問題だと受けとめられて、その苦悩を超えるために出家をされました。そして、老病死を遠ざけ抗うほど苦しみが生まれると気づかれました。王子は、さとりを開いて仏陀となられたあと、ふるさとへ帰って来られました。そして、父である王にお説法をされたのが阿弥陀如来の教えであり、お念仏の教えだったと、佐藤先生は紹介されました。
生死の苦海ほとりなし ひさしくしづめるわれらをば
弥陀弘誓のふねのみぞ のせてかならずわたしける
(現代訳)
生死の世界は苦しみばかりの海のように果てがない。この海に遠い過去より沈んで
いる私たちを、阿弥陀如来の本願の船は、乗せてかならず渡してくださる。
さらに、佐藤先生は、親鸞聖人のお言葉・高僧和讃を紹介されました。それは、阿弥陀如来の教えが、お釈迦さまを通して今私たちにも届いていることの尊さ・有り難さ・心強さを示されたものでした。このお言葉を通して、出家をせず老病死の苦悩を抱えながら生きていく私たちの、いのちの方向を教わることが出来ました。
(ご法話その3に続きます)
この動画視聴を通して、浄土真宗の教えがお葬儀・ご法事の単なる道具ではなく、苦悩を抱える人生の確かなよりどころとして受け止めていただけるものと思っています。いつでも・どこからでも・何度でもご視聴・お聴聞いただけます。さらに、若い世代にもご紹介ください。
これからも、源光寺のたゆまぬ取り組みを応援していただけると、うれしいです。
■ご紹介:2024年源光寺永代経法座ご法話 その2
https://www.youtube.com/watch?v=eBmY0MqAX9w&t=7s