せっかく買ったプロジェクターにがっかり

2024年9月4日

今でこそあたりまえになりましたが、私は20年以上前から、パワーポイントを使った講演や視聴覚伝道に取り組んできました。それは、聴覚にハンディーがある方との出会いがきっかけでした。
その中で、投影資料を全員がよく見える位置に、プロジェクターを設置することが難しいことを何度も経験してきました。そこで、この度、投影距離が短くて済むプロジェクターを買ってみたのです。たちまちは、源光寺の盆踊りの最後を飾るビンゴ大会に使おうと思ったのでした。

事前に、いくつもの紹介動画を視聴して、性能・価格なども研究して選んだ製品でした。結局、盆踊りでは段取りが変わり、プロジェクターを使うことはありませんでした。ならばということで、8月下旬の老人ホーム法話会で使うことにしたのです。お盆前に本堂で投影試験をしていましたので、老人ホームでの当日の設置はスムーズだったのですが、パワーポイントの資料を写してみるとがっかり。スクリーンの周辺に行くほど、暗くなる。そして、字のピントが合わない。カーテンを引いて全体を暗くしてもらったのですが、これでは字が読めません。さらに、ご法話で投影中に映らなくなり、再度やり直そうと思ったのですが、不慣れなためどのボタンを押しても投影が出来なくなったのです。入居者の皆さんにしばらく待っていただいて何度もやり直したのですが、やっぱりダメでした。せっかく、ご法話の最後にと思っていた歌・字幕入り動画をお見せすることが出来ず、歌だけを聴いていただいて終わりにしました。きっと皆さんには、どんな歌なのか伝わっていなかったと思います。とても残念でしたし、新しいプロジェクターにもっと慣れておかねばと思いました。
ちなみに、聞いていただく予定の歌は、樋口了一さんの「手紙 親愛なる子どもたちへ」でした。

紹介動画でも好評だったし、持ち運びに便利な小型であること、手頃な値段であること、短距離で投影できることから購入しました。しかし、今回のプロジェクターは私にとっては、残念なものでした。もうしばらく、従来機でがんばろうと思いました。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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