健康寿命を延ばすには? 終活カウンセラーが講演

2024年10月25日


源光寺では、2023年から一般財団法人「お寺と教会の親なきあと相談室」源光寺支部として活動を始めました。主な活動は、講演会や語らいカフェの開催・個別の相談活動・各機関との連携などです。先日の講演会を担当くださった米倉さんに、その時を振り返っていただきました。

こんにちは。終活カウンセラーの米倉久詠(よねくらひさえ)です。広島市在住です。県内で初めて「お寺と教会の親なきあと相談室」の支部が立ち上がることを知り、ぜひお手伝いさせていただきたいと2023年から参加させていただいております。

去る10月12日(土)の終活講座は「元気なうちに話し合おう 相続を争族にしないために今できること」をテーマとしました。「若かったころは、元気なうちから話し合うことなんてなかった」とおっしゃる方も多いのですが、時代の変化と共に、繋ぐ・引き継ぐといったことが難しくなってきている今だからこそ、とても大切な内容だと思っています。今回は、昔と今の何が違ってきたのか、なぜ話し合う必要があるのか、話し合わなかったらどうなるのか、という点を中心にお話させていただきました。「終活=死に支度」と思われて、「まだ早い」という声をよく聞きます。でも、この世に死なない人は一人もいません。「終活」は生きている人全員に関係がある「生き支度」でもあるのです。若いころから取り組むことで、自分だけでなく、自分の親・自分の子どもについても考えることができるのです。一例として、家の中や家の周りという慣れた場所での転倒が一番多いことを知っておいてください。そして、転倒→骨折→寝たきりへ進んでしまうことも。だから、転倒を防ぐために足元に置いてある物をできるだけ片付けること。廊下と部屋の段差を「たった1㎝」と思わずスロープを置くこと。このように具体的にリスクを減らすことで、自分や家族の健康寿命を延ばすことが出来ることを紹介しました。

皆さまが元気にイキイキ過ごせるよう、源光寺さんはこれからも「小さな気づき」や「学びの場」を用意してくださいます。駆け込み寺として、学びの場として、心の拠りどころとして、源光寺さんにぜひお立ち寄りください。

■ご紹介:「お寺と教会の親なきあと相談室」源光寺支部ご案内
https://genkouji.com/451/

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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