秋のおもてなし 月参りでの一コマ

2024年12月4日

少なくなったとはいえ、源光寺では月に数件の逮夜参り(いわゆる月参り)があります。それぞれのお宅で、お茶やお菓子のおもてなしをしてくださいます。お菓子で思い出すのは、三次に嫁いだ直後の一年間は「三次の名物ですから」と、ほとんどのお宅が「泡雪」という卵白を使ったお菓子を出してくださったのを思い出します。天皇陛下の献上品になったこともあると聞いたことがあります。物がない時代に、卵と砂糖を使ったお菓子はきっと高級品だったに違いありません。
今では、もう「泡雪」を出してくださるお宅はほとんどなくなりましたが、季節に合わせたおもてなしを頂きます。お菓子やお茶を頂きながらお互いの近況報告などをしたあとに、いよいよ読経が始まります。秋のおもてなしの一部をご覧頂きます。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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