お寺の敷居、またいでみませんか? ~ショート動画に込めた想い~

2025年4月18日

久しぶりにショート動画を作成し、YouTubeチャンネルに公開いたしました。(まだご覧になっていない方は、後ほど記事の最後にリンクを追記いたしますので、ぜひご覧いただけると嬉しいです!)

今回の動画のテーマは、「お寺の敷居」についてです。
皆さまは、「お寺」と聞くと、どのようなイメージをお持ちでしょうか? 「葬儀や法事の時にしか行かない場所」「なんだか近寄りがたい」「特別な人(門徒・檀家さん)しか入れないのでは?」… そんなふうに感じて、「お寺の敷居が高いなぁ」と思われている方も、少なくないのかもしれませんね。

私自身、日頃お寺で様々な活動をする中で、そうしたお声や雰囲気に触れることがあり、少し寂しく思うと同時に、「お寺の本当の姿や役割を、もっと多くの方に知っていただきたい!」という思いを強くしてきました。

今回のショート動画では、まず皆さまが感じておられるかもしれない「お寺の敷居の高さ」にそっと問いかけさせていただきつつ、私が住職を務める源光寺での日々の活動風景を、撮りためた写真を通してご紹介しています。子どもたちの元気な声が響く「子ども会」や「サマースクール」、大人の方々と自然の中で語り合う「山歩きの会」、仏教の智慧を共に学ぶ「仏教入門講座」、そして人生のもしもに備える「親なきあと相談室」…。動画を見ていただければ、「お寺って、意外と色々なことをしているんだな」「楽しそうだな」と感じていただけるかもしれません。

私にとってお寺は、決して特別な人のための閉ざされた場所ではなく、地域の皆さまの大切な「共有財産」であり、赤ちゃんからご年配の方まで、誰もが安心して集い、温かなつながりを育める「交流館」のような存在であってほしいと願っています。そして、そこは、お寺にご縁のあるなしに関わらず、私たちは皆、仏さまの教えをいただく「一門の徒(なかま・ともがら)」として出会える場でもあるのです。この短い動画を通して、少しでもお寺へのイメージが変わり、「ちょっと足を運んでみようかな」と思っていただけるきっかけとなれば、これほど嬉しいことはありません。

動画の中でも問いかけさせていただきましたが、
「あなたにとって、お寺とはどんな場所でしょうか?」
ぜひ、難しく考えず、お近くのお寺の敷居を気軽にまたいでみてください。
きっとそこには、新しい発見や、思いがけない温かい「ご縁」が待っているはずですよ。

■ご紹介:絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeチャンネル「お寺の敷居、またいでみませんか?」
https://youtube.com/shorts/NF7RFXDDfYM?feature=share

これからも、様々な形で源光寺からの発信を続けていきたいと思っておりますので、どうぞ温かく見守っていただけますと幸いです。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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