この度の永代経法要では、小武秀道先生(本願寺派布教使/三次市・正法寺住職)をお迎えしました。小武先生は、源光寺に何度もおいでくださっており、前回のご法話は「絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeチャンネル」にも投稿をさせていただいたことがございます。
今回もユーモアたっぷりにお話しくださり、私もお参りくださった皆さまと一緒にお腹を抱えて笑いながらお聴聞させていただきました。朝席では、親鸞聖人の大まかなご生涯やお名前の由来を七高僧にさかのぼりながら、ご紹介くださいました。昼席では、浄土三部経の紹介やその中の観無量寿経に説かれている「王舎城の悲劇」(=韋提希夫人の苦悩とその救い)についてご紹介くださいました。
小武先生の巧みな話術に引き込まれ、ご法話にも自ずと耳が開かれ、その奥深さと有り難さにお念仏がこぼれました。まさに、生まれがたい人間に生まれ、遇いがたい仏法に出遇えた慶びを皆さまとご一緒出来ましたことは、住職として本当に感動のひとときでした。
また、この永代経法要にあわせて、仏婦本部役員さんが生花を持ち寄り、4月8日の「花まつり」にちなんだ花御堂を飾ってくださいました。参詣の皆様にもお釈迦さまの誕生仏に甘茶をかけていただき、甘茶を一口ずつ飲んでいただきました。「懐かしい味ですね」「砂糖が一切入っていないのに、これだけ自然な甘さが出るんだね」などと語らいながら、「お寺で楽しい思い出づくり」の一つにしていただくことが出来ました。