お通夜で読む絵本 ~『つながってる!いのちのまつり』に込めた僧侶の願い~

2025年6月6日

さて、突然ですが、皆さまは「お通夜」という場に、どのようなイメージをお持ちでしょうか。多くの場合、深い悲しみと故人を偲ぶ静かな時間が流れる、厳粛な空間かもしれませんね。そんな中で、私が20年以上、大切に読み続けている一冊の絵本があります。

それは、『つながってる!いのちのまつり』(草場一壽/作 平安座資尚/絵 サンマーク出版)。
この絵本は、一人の女の子が夢の中で、自分が生まれてくるまでに、どれほど多くのご先祖さまのいのちが「へその緒」のように繋がれてきたのかを教わる、という美しい物語です。ページをめくるたびに、数えきれないほどのいのちのバトンが、大切に受け継がれてきた奇跡に、胸が熱くなります。

私がこの絵本をお通夜の場で読むのには、理由があります。

この続きは、私のリザストメルマガの「今週の一冊」というコーナーで、もう少し詳しくご紹介させていただきました。これまでに、ご法話や研修講師のご縁を頂く中で、「げんさんがお気に入りの絵本を知りたい」というリクエストが多いものですから、この絵本も含めて、リザストメルマガでご紹介をさせていただくことにしました。

もし、この絵本にご興味を持たれた方、あるいは「絵本のお坊さん」が選ぶ他の絵本のお話や、グリーフケアや仏教についてのご関心がおありでしたら、ぜひ私のメルマガにご登録いただけると嬉しいです。ブログでは書ききれない、もう少しパーソナルな思いや情報をお届けしています。

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投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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