1.まず「深呼吸」
2.この災害を通して感じたことを身近な人と「話す」
3.この災害を通して「学ぶ」
4.この災害を通して学んだことを次世代へ「語る」
4.「直接語る」「書き遺す」
人生の岐路に立った時、あなたはどんな声に支えられただろうか。あなたの胸にどんな言葉が蘇っただろうか。
きっと、大切な人の顔が思い浮かび、その人から直接かけられた声に支えられただろう。
きっと、大切に読み重ねた本の一節があなたの胸に蘇っただろう。
現代は、インターネットなどを使ってあらゆる情報を瞬時に手にすることができるようになった。
様々な専門家やコメンテーターの意見を聞いて、自分自身もわかったような気分になっている。
しかし、それらの情報や意見が発信されるまでの経緯や背景を知らないことが多い。
すでに専門家やコメンテーターそれぞれの立場や解釈を経て発信されており、
その情報や意見が全て正しいとは言い切れない。
それは、同じ話題でも正反対の意見を述べる専門家が存在することからもわかる。
また、自分で考えることを忘れて何の疑問を持たずに聞き続けていくと、
自分の思考も無意識のうちに情報に左右されるようになってしまう。
むしろ、情報にはそのような力が含まれていると思っておいた方がよい。
私自身、あの東日本大震災がおこってしまうまで
「原子力発電はCO2を排出しない一番クリーンなエネルギー」という宣伝に何の疑問も持たなかった。
むしろ、それは素晴らしいことだと思いながらコマーシャルを眺めていたわけで、
震災後の私のショックは、ここでは言葉にもできない。
だからこそ、自分の身近にいる人(例えば、親・家族・親戚・大切な人)が、
この情報をどのように聞いているのか、
どのように判断しているのかをたくさん聞いていることが大切だと実感している。
一つの情報や意見について、様々なとらえ方や背景があると知っておくことで、
ある一定の情報操作に振り回されない、少しでも客観的な判断や実践ができるようになると考えている。
今回の台風19号を例に挙げるなら、もし、「地球が怒っています」という情報しか耳に入っていなければ、
今後の日常生活は不安に押しつぶされることになるだろう。
しかし、地球環境とそれに伴う気象の変化、台風のしくみや土地の成り立ちなど
客観的な情報(因と縁と果)が入り、その甚大な被害の中でも
「できることがある」「学ぶことがある」「語ることができる」
と方向性を示すことができれば、(どれだけ時間がかかっても)それが現実を生きていく力になっていく。
考えてみれば、これまで大切に勤められてきたご法事とは、
「ご先祖を偲び」ながら、故人の生きてきた時代の裏も表も語り、
故人の喜び・楽しみ・失敗・後悔そして願いを語り、
それらを遺された者へのヒントとして受け止めてきた、大切な時間だったと気づいたのだ。
■絵本のお坊さん問い合わせ先
名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
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■絵本のお坊さんが出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころとして仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから,わかりやすくお話しします。