あなたは、うんちが順調に出て、うれしいと思ったことがありますか?
私は、今日も順調にうんちが出ました。うれしかったです。
私自身が、うんちが順調に出ることにこんなに喜びを感じるようになったのは、ある出来事がきっかけでした。
それは、今年のお正月過ぎのことです。昨年末にコロナに罹ってしまい数日間の療養期間を過ごしていました。当然、部屋から出ることも出来ず、寝たり起きたりの日々でした。大晦日には療養期間が終わりましたので、すっかり日常生活に戻れると思っていましたのに、正月早々めまいが起こってしまいました。正月明けに耳鼻科にかかりました。その数日後今度は急激な腹痛が襲い、休日診療所へ駆け込みました。撮ったレントゲンを見ながら先生は「腸が動いていないから、下剤と浣腸を出しておきましょう」とおっしゃいました。「腸が動いていない」などとは、人生で初めて聞いた言葉でした。その後、下剤を飲んだり浣腸をしてもお腹が張る感覚は治らず、相変わらずうんちも出ません。新年早々こんなことになるなんて、予定外でした。気分は、とても憂鬱でした。
それから数日後、昨年の内に予約していた接骨院に行きました。先生に、年末からの顛末を話しました。「寝てばかりの療養生活で、自律神経に影響が出たのかも知れませんね」と教えてくれました。その時は、主に腰の痛みを取る普通の施術でした。なんと、その日の夕方、年末以来およそ2週間ぶりに大きなうんちが出たのです。お腹もすっきりした感覚です。
「これで峠を越したかな」
その時の喜びと安堵は、かなり大きなものがありました。
「うんちくん、出てくれて有り難う!」
床にしゃがみ、しばらくうんちを眺めていた私。うれしくて、涙が出そうになりました。
だから今でも、うんちが順調に出るのがうれしくて仕方がないのです。
予定外のピンチからも、いろんな発見や気づきが生まれるのですね。だから、人生は面白いのですね。