お寺の絵本カフェに行ってみた 大人ものんびりほっこり

2024年9月18日

夏を思わせる暑さの中、天徳寺さまの階段を上がる。
頼りにする手すりは、日光に当たって既に熱い。
ふり返ると、仙酔島が浮かぶ瀬戸内海が見える。
中山間地に生活している私たちは、無条件に興奮する。

天徳寺の坊守さまそして、先日のトークイベントで出会ったえみちゃん、以前からFBでつながっているこばじゅんさんが出迎えてくださいました。初めて赴く場所だけど、知り合いがこんなふうに出迎えてくださると、とてもうれしいですね。

ご本尊(=釈迦如来像)にお参りをした後、えみちゃんが、それぞれのブースを案内してくださいました。自由に絵本を読める部屋を始め、本堂には、フラワーアレンジメント・手作りバック・にじいろセラピー・前坊守さま手作りの陶器展示と販売・手作りパン販売・絵本展示などのコーナーがあって、見るだけでも楽しかったです。保育所や幼稚園で知り合ったママ友が中心となって出店されているようで、子ども連れのご家族がそれぞれ自由に過ごすことが出来るステキな空間でした。500円お支払いすると、ワンドリンクを注文できます。私は、極楽珈琲をお願いしました。ネーミングがなかなかいいですね。ご本尊さまが、そして少し年上の大人がそっと見護る中で、親子が楽しく過ごしている。まさに、私の目指している場がそこにありました。

時間になると、えみちゃん(絵本セラピスト)が読み聞かせをしてくださいました。ただ、一方的に読むのではなく、子どもたちのつぶやきを自然に拾いながらその場の雰囲気を温めていく。「すごいなあ!!」3冊目?では、聞いていた子どもたちが絵本の中のケーキを食べてしまう。そして、えみちゃんにも食べさせてあげるという「ほのぼのハプニング」も。

住職である私は、ほとんどの土・日・祝日にお寺の行事やご門徒さんのご法事が入ります。ですから、地域で楽しそうな行事があっても、参加することは不可能です。だから、祝日のこの日、天徳寺さまの絵本カフェに予定通り伺うことが出来たことは、本当に有り難かったですし、嬉しかったです。

子育て世代に限らず、あらゆる年代の人たちにもっと開かれたお寺となるため、いずれ源光寺でも絵本カフェを実施したいと思っているのです。今回はその足がかりとして、天徳寺さまに寄せていただいたのでした。見学させていただき、直接お話を聞かせていただけたことはとても光栄でした。

今年で創建370年を迎えた源光寺。真に必要とされるお寺になるには?これからも、たゆまぬ工夫を続けていきます。源光寺のこれからも、応援していただけると嬉しいです。

#天徳寺 #絵本カフェ #臨済宗 #福山市

■ご紹介:天徳寺ホームページ
https://tentokuji-fukuyama.com/

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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