ほぼ毎週読み聞かせに寄せていただく小学校での一コマ。
朝の健康チェックや帰りの便の確認などが終わると、毎週金曜日は、20分間のロング読書タイムになります。保護者OBや児童・民生委員さんたちが当番を組んで各学年に入り、読み聞かせをすることになっています。もう何年も続く取り組みなので、子どもたちもこの時間を楽しみにしてくれているようです。
この日、私の当番は5年生。時間より少し早く教室に入って、子どもたちと挨拶。
教室の様子を見ていると、後ろのコーナーに絵本が置いてありました。各教室には備え付けの本棚がありますが、それ以外に、市内図書館から定期的に届けられる本が置いてあるのです。
日頃図書館に行けない子どもたち、スマホやパソコン、ゲームなどで遊んでいる子どもたちに、もっといろんな本があることを知ってほしい、本を読むことを楽しんでほしいという司書さんたちの願いが、この配本活動には込められているようです。図書館の管理・運営に加えて、多くの手間をかけながら配本活動が続けられていることに頭が下がりました。
そしてその横には、オオタニさんの絵本が・・・。
「それでは、絵本の読み聞かせに福間さんが来てくださっています。
福間さん、よろしくお願いします。」
「はい!」
名前を呼ばれた私は、オオタニさんの絵本を元に戻して、前の教卓に向かって歩き出しました。
オオタニさんの絵本、読みたかったな!!