
4月下旬から、久しぶりにYouTubeへの動画投稿を再開いたしました。
新型コロナ感染下における布教伝道の試行錯誤の一つとして、「仏教書朗読」として配信したものをショート動画形式に再編集し、お届けしてみようと思い立ったのです。
すると、驚いたことに、配信直後から視聴数がぐんぐんと伸びていきました。普段は数百回程度で落ち着くことが多かった私のチャンネル(登録者数約480人)では、これまで経験したことのない反応でした。(スクリーンショットをご覧いただくと、その勢いがお分かりいただけるかと思います。)
この思わぬ反響に、正直なところ、私は少し舞い上がってしまいました。
「ロシア-ウクライナの戦争だけでなく、国内外の様々な混乱が深まる今だからこそ、仏教の言葉が求められているのかもしれない!」「少子・高齢・過疎が進む田舎の住職であっても、このようなピンチだからこそ、仏教の素晴らしさを広く発信するチャンスになる!」さらには「都会で暮らす子どもたちにもこの動画が届けば、田舎や仏教の良さを再認識してくれるきっかけになるかもしれない!」と、大きな勇気と希望を感じたのでした。その勢いで「仏教書朗読」シリーズを2本続けて配信しました。手応えも充分でした。
さらに、この流れに乗って、新しい取り組みもご紹介しようと考えました。それは、「リザーブストック」で始めるオンラインセッション「大人のあなたに1対1で絵本の読み語り」という取り組みです。当然、同じような視聴数を期待していたのですが…。こちらは、一週間経った今でも500回程度の視聴回数。正直、がっかりしました。「やはり「仏教書朗読」だったから良かったのだろうか?」と考え直し、仏教書朗読の4作目を投稿しましたが、こちらも現在384回と以前のような爆発的な伸びは見られません。
どうやら、最初の「仏教書朗読」3作品は、YouTubeの運営側が何らかの理由で、いつもより広範囲に、そして長めに紹介してくださっていたようです。そのおかげで、知らず知らずのうちに多くの方の目に触れる機会をいただけたのですね。YouTube側の特別な取り上げが落ち着くと、やはり普段の再生回数に戻る。それが、現実のようです。
日々、数えきれないほどの動画が投稿されるいますから、わざわざ私のチャンネルを選んで視聴していただくためには、もっと様々な工夫と地道な努力の積み重ねが必要なのだと、改めて気づかされました。当たり前のことではありましたが、少し浮かれていた自分自身をそっと反省しております。この経験も無駄にせず、布教伝道の新しい形を試行錯誤していきます。
引き続き、「絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeチャンネル」を温かく見守っていただけますと幸いです。応援、どうぞよろしくお願いいたします。