いのちの尊さってどういうこと? 

2022年10月30日

今日は、在家報恩講を3件参りました。
それぞれのお宅で、悲喜交々それぞれの「ドラマ」を垣間見ることになりました。
帰ってから、ハーモニカの自主練。
そして、墓地に上がり、久しぶりの草取り。
一時間ほどで日が暮れてきましたので、沈みゆく夕日をパチリ。
今日も予定通り穏やかに1日が終わったなあと思いながら、お寺に帰りました。

皆で夕食を頂きながらテレビを見ていたら、韓国・ソウルでの事故の報道がありました。
150名を超える方々が亡くなり、日本の方も2人含まれていると速報が流れました。
至る所で心臓マッサージなどの救命措置が施されている映像が流れて、心が大きく動揺し、居たたまれない気持ちになりました。楽しいはずのハロウインがこのような大惨事になるとは、誰も想像していなかったでしょう。

人間が仕掛けた戦争でいのちを奪われる人がある一方で、今回のように思いがけない事故で亡くなる人もあります。「いのちの尊さ」とは、実は「いのちのはかなさ」と決して切り離すことができないいのちの真実なのだと気づかされました。

亡くなられた方々に心からお悔やみを申しあげますとともに、被害に遭われた方々にお見舞いを申しあげます。日本におけるハロウインも、どうかお互いの安全に気をつけながら実施してくださいね。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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