これほどの災害を前にして、あなたにすぐできること。解説その3

2019年10月22日

1.まず「深呼吸」
2.この災害を通して感じたことを身近な人と「話す」
3.この災害を通して「学ぶ」
4.この災害を通して学んだことを次世代へ「語る」

3.「学ぶ」
今回の災害から「何を考え、何に気づき、何を学び、何を実践したか」を書き出してみましょう。
・失ったり不便になった時に、日常生活の一つ一つが当たり前ではなく、有り難いことだったと初めて気づいた。
・長年かけて大切に積み重ねてきたものであっても、自然の力の前では人間の力はいかにもろいものであるか。
・まさに「諸行無常」の言葉そのままだ。
・日頃の声かけや地域の関わりや支え合いが大切だと気づいた。
・自分たちもかつて水害を経験しているので、とうてい人ごととは思えない。あの時は、自分たちも大変お世話になった。
・これからの復興が長くかかるだろう。
・寒くなっていくので、被災地の人たちはお辛いだろう。
・一日も早い復興を願っています。
・厳しい現実の中で、それぞれが一生懸命に復旧・復興に携わってくださっていることに感謝したい。
・直接携わることはできなくても、義援金や支援物資などの形で支援したい。
・テレビの報道も見るのが辛い。
・自分たちの地域の防災や減災についても考えたり、実践した。
・「神や仏もあるもんか」
・日頃はわかったつもりになっていた制度や法律や仕組みの不備が明らかに見えてきた。
・自分たちの土地の歴史や先祖の苦労について学びたいと思った。
・もうそれぞれが自助・共助しなければなりませんね。
・何気ない日暮らしを丁寧に、悔いのないように生きようと思った。
・気象や地球環境の変化の中で、これまでの経験値が参考にならないことが増えてきましたね。

これらは、私がここ数年間に発生した災害のその後に、縁ある方々から聞いた声の一部です。

つまりこれだけ、現地の方のことを(人ごとにせず)思うことができ、考えることができた。
気づき、実践することができた。このことを大切にしたいのです。
災害は、様々なものを失う面が多いけれど、その中から得るものも必ずあるということです。

そして、このような思いがけない悲しみや苦しみが、真の教え(=よりどころ)に出会う
貴重なご縁だったととらえた人たちもたくさんいらっしゃいました。
まさに、「ピンチはチャンス」「逆縁が仏縁」になっていくケースに少なからず出会ってきました。
私自身も、阪神・淡路大震災(平成7年)の遭遇が大きなきっかけとなって、
自身の生き死にや宗教・仏教・浄土真宗について(お寺に生まれたということを超えて)
自分の問題として学び直しが始まったことを思い出します。

(解説4は、明日に)

■絵本のお坊さん問い合わせ先 
 名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
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■絵本のお坊さんが出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころとして仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから,わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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