昔から「子どもは地域の宝」と聞いてきました。
小学校PTA会長時代は勿論、お寺の子ども会をさせていただいている今も、
「地域の子どもや子育て世代をみんなで応援しましょう」
と、ことあるごとに発信しています。
その私からすると、
「子どもの声に対する苦情がきっかけで、長野市の公園が4月末に廃止された」
という報道は大変驚きました。
ただ、新聞報道だけでは次の点がわかりませんから、安易に賛否は言えません。
実際にどの程度の声が聞こえていたのか?
苦情を申し出た人がどの程度いたのか?
廃止に到るまでの過程がどうであったか?など。
除夜の鐘も、
「大晦日の雰囲気が感じられていいですね」
という人がいる一方で、
「夜勤明けで、今から眠ろうとする私にとっては騒音です」
という人がいるのも事実です。
このことから、同じ音でもその時の体調や気分・聞こえ方(風向きなども)によって、その受け止め方は人それぞれであることがわかります。
でも、大人である私たちも、かつては子どもであったはずです。当時は気づいていなかったですが、きっと地域の人たちに数々の迷惑をかけて、それを許してもらいながら大きくなってきたはずです。
「子ども叱るな来た道じゃ 年寄笑うな行く道じゃ」
という言葉も教えるように、お互いに許し許される関係性も(注意出来る関係性も)大事にしていきたいと思う一人です。
だから、子どもや子育て世代が「今」をしっかりと生きていけるように、これからも応援を続けていきます。その具体策の一つとして、今週も地元の小学校に絵本の読み聞かせボランティアに駆けつけます。学校に着くと先生方より先に、子どもたちが「げんさん!!」と大きな声をかけてくれます。
実は、子どもたちからたくさんの元気をもらっている私なのでした。