在家報恩講(親鸞さまのご法事として、ご門徒のお宅1件ずつにお参りする伝統)
に参ってみると、玄関には見知らぬ方・山田さん(=仮名)の姿。
私(え!島さん(=仮名)は具合でも悪くなったのだろうか?)
と心配になった。仏間へ行ってみると、島さんの姿があった。安心した。
私「初めまして。島さんとはどのようなご関係ですか?」
山田「島さんとは、若い頃からのお友達なんです。私が関東へ引っ越してからも、
年に1度は1週間ほど泊まりに来て、あちらこちら遊びに行くような間柄なんです」
私「毎年、しかも1週間も泊まって一緒に思い出づくりが出来るなんて、とてもご縁が深いんですね」
島「今日はお寺さんが来られるよってお話ししたら、じゃあ一緒にお話を聞きたいって言ってくれたんです」
山田「今、関東の方に住んでいますが、実家は浄土真宗なんです」
私「そうなんですね。今日は何かお坊さんに聞いてみたいことがありますか?」
山田「実は・・・」
ご本人のこれまでの経歴やご家族のこと、加入しているある宗教団体のことなどを
聞かせてくださった。すでに、30分ほどが経っていた。
私「では、せっかくですからご一緒に正信偈をあげましょう」
私と山田さん、そして島さんの3人で正信偈をお勤めした。
続いて、報恩講についてのご法話と仏教童話「アマリリスのような女の子」
の読み語りをさせていただいた。お茶をいただきながらさらにやりとりをしていると、
山田「今日はお寺さんにお目にかかってよかった。
こんな話はどこでも出来るものではないし、ここ最近胸の中に抱えて悩んでいたことがすっきりしました」
私「そうでしたか、それはよかったです。もしよかったら、島さんのお宅へまた来年もおいでください!」
山田「今日は、生涯で一番の思い出になりました。お寺さん、どうか元気でいてくださいね」
と私の身体まで案じて、「生涯で一番の」という最高のお言葉をかけてくださった。
2時間近いお参りとなったが、私自身が僧侶として
問題意識を持って関わっていた分野でもあったので、自分の言葉で直球のお話が出来た。
この思いがけない出会いと語らいは、私にとっても最高の時間となった。
■絵本のお坊さん問い合わせ先
名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
住所:広島県三次市西酒屋町甲156 源光寺内
電話:0824-63-5906
メール:gfukuma@agate.plala.or.jp
源光寺ホームページ:http://www.genkouji.com/
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絵本のお坊さんブログ:http://genkouji.com/blog/
YouTube動画:NO.1 2019源光寺サマースクールの一コマ
https://www.youtube.com/watch?v=nGl8akzD2gQ&t=48s
■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころとして
仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会などで、
新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから,わかりやすくお話しします。