「いつも見護っている阿弥陀さま」と聞かされても

2020年7月27日

 

「嘘をついてはいけません」としつけている親がいつも嘘をついていたら、子どもは何を身につけるだろうか。
「いのちを大切にしましょう」と教えている大人がいのちを粗末にしていたら、子どもはどんなことを考えるだろうか。

一つの言葉は、それを教えた人の生活ぶりとその言葉を実感出来る本人の生活体験が積み重なって、
初めて意味のある言葉として本人の血肉へとなる。

その昔は、毎朝毎晩、当主がお仏壇の真ん前に座って家族とともに「正信偈」を唱えていたと聞きている。
「正信偈」を唱えなければ、ご飯を食べることもできなかったとも聞いている。
その生活体験の積み重ねが、当時の方々の価値観の基礎となり、言動となっていただろうことは容易に想像出来る。
だから、「いつも見護っている阿弥陀さま」という僧侶の言葉・ご法話をそのままうなずくことができたのだ。

現代は、生活環境が変わり、自ずと生活体験も変わってしまった。大きな違いの一つは、家の中心に何が置いてあるかだ。
その昔は、僧侶もご門徒の皆さんも、家の中心はお仏壇であった。
しかし現代は、ほとんどが大型テレビに変わってしまっているのではないだろうか。
ましてや、お葬儀やご法事という場でしか阿弥陀仏を見ることがない方々からすると、
僧侶の生活環境とは大きな違いが生まれていることがわかる。

新型コロナ騒動や各地での災害などで心配や不安が高まり、それぞれの「悩み事相談窓口」では相談件数が増えていると聞く。
このような時だからこそ、「いつも見護っている阿弥陀さま」を実感していただきたい。
そのために「ご本尊プロジェクト」を始動する。
「実家にはお仏壇があります」というようなこれまでの形を打破し、一軒一軒の家に、
それぞれの宗旨の「ご本尊」をお迎えになることをお勧めする。
それぞれの宗旨のご本山から正式な「ご本尊」をお迎えになり、地元の画材屋さんで額装にし、
地元の宗旨のお寺さまに「お慶びの式=入仏慶讃法要」をお勤めしていただく。
皆が元気な時から、「ご本尊」と「お寺さま」との仏縁が出来るのだ。
「ご本尊」の見護りや導きを感じながら、人生を重ねることが出来るなら、その毎日はどんなにか心強いことだろう。

「ご本尊プロジェクト」に関心をお持ちくださった方は、私のFBにコメントを寄せていただけるとうれしい。
このような時だからこそ、「あらゆる人の手元へご本尊を!」の夢を実現したい。

(写真は、今回私がご依頼した阿弥陀仏の額装である。)

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
源光寺樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
樹木葬型公園墓地「びおらの丘」ご紹介動画

お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
仏教書朗読『あなたがあなたになる48章』第9章 福間玄猷YouTubeチャンネル

仏教説話紙芝居『もったいない ありがたい』(メッセージ動画つき)

「明るい方へ みんなで乗り越えよう!プロジェクト」

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
  として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
  などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹林葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
  わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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