新型コロナ騒動が心配なお母さんに伝えたかったこと

2020年7月28日


 月参りで寄せていただくお宅。お参りの前にお茶などを出してもてなしていただく。
3人兄弟の賑やかな子どもたち。小学生のお姉ちゃんが、私や家族分の果物などを取り分けてくれる。
一緒にお茶をいただきながら、「今日、幼稚園ではどんなことをして遊びましたか」などと兄弟それぞれの近況をお尋ねする。
お母さんとは、やはり新型コロナに関するお話になる。
「いろんな情報が飛び交うし、専門家の言うこともコロコロ変わって、親自身が不安になりますね。
子どもたちのなかにも、あまり気にしていない子どもがいるかと思えば、いろいろ気になっている子もいますね。
同じ兄弟でもそれぞれですし。・・・なかなか冷静にはなれませんよね」
と正直にお話を聞かせてくださる。
お母さんが心穏やかになる言葉をかけてあげたいとは思ったが、私も同じ不安を抱える一人だ。
専門家でも意見が分かれる新型コロナ騒動に対して、お坊さんが「ズバリ一言」を言えるわけではない。
ただ、私の頭の中には、ある絵本のワンフレーズが思い浮かんだ。

「だれにもいつかは、道の終わりが来る。それがいつになるかは、わからんことじゃ。
わしらにできるのは、一日、一日を、おかげさまでと感謝して、せいいっぱい大切にすることじゃ」

沈みゆく夕日で空がオレンジ色に染まる中、88才のおじいちゃんが8才の孫につぶやく場面だ。

仏教を生きる私は、「ただいまを観る」ことをたびたび教えられてきた。
それは、まだ来ぬ将来を思って不安をかき集めるのではなく、過ぎた過去を後悔するのではなく、
「ただいまこのようにいのちがあることの不思議」に気づくことだ。
でも、日々の情報に振り回されて、そのことをつい忘れてしまう。
だから、同じことでも繰り返し教えてもらう必要があり、思い出すきっかけが大切である。

高度経済成長の恩恵の中で生きてきた私にとって、平均寿命というものさしが常に頭にある。
そこから現在の年齢を引き算し「あと00年は大丈夫だ」と思い込んで、人生設計を組み立ててしまっている。
しかしそれは、私が勝手に立てた予定であり、願望にすぎなかった。平均寿命まで生られるとは、だれも保証をしてくれない。
保証が出来るのは、「ただいまこのようにいのちがあること」のみである。
 
 さあ、選ぶのは、あなただ。「不安だ、不安だ」とつぶやきながら毎日を重ねるか、
「今日もおかげさまで」とその喜びを思い出して日々を歩むか、どちらがよいだろうか。
同じ10年だとしても、振り返った時その日々には、大きな違いが生まれるのではないだろうか。

■ご紹介:『おかげさま』草場一寿/作 平安座資尚/絵 サンマーク出版/発行
https://www.sunmark.co.jp/detail.php?csid=3050-1

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
源光寺樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
樹木葬型公園墓地「びおらの丘」ご紹介動画

お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
仏教書朗読『あなたがあなたになる48章』第10章 福間玄猷YouTubeチャンネル

仏教説話紙芝居『もったいない ありがたい』(メッセージ動画つき)

「明るい方へ みんなで乗り越えよう!プロジェクト」

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
  として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
  などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹林葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
  わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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