2021年3月23日

今年は、3月20日が彼岸の中日だった。本来は、前後3日を含んだ7日間をお彼岸と呼んでいる。現代では、お彼岸にはぼた餅やおはぎを食べ、ご先祖のためにお墓参りする日のことと思っている人が多いようだが、もっと豊かな意味が込められている。
彼岸の中日には、太陽がちょうど真東から昇り真西に沈む。だから、朝昼の長さと夜の長さが同じになるし、概ねその日を境に「暑さ寒さも彼岸まで」となる。そして、私たちのご先祖は、「夕焼け小焼け」をつぶやきながら真西に沈む太陽を拝み、ご先祖だけでなくあらゆるいのちの帰るところ(=西方極楽浄土)に思いを馳せていた。

浄土真宗では、そのお彼岸を仏道修行の期間としてではなく、仏法聴聞の期間と捉えてきた。つまり、お墓参りで終わらず、彼岸に在す阿弥陀仏の願いと働きを聞く場(=聴聞・法話会・法座)に、足を運ぶことを特に大切にしてきた。なぜなら、人間は不完全な存在だからだ。本堂に参り阿弥陀如来の尊前に座ることで、彼岸(=西方極楽浄土)という真実の世界に出会うことが出来る。その上で法話を聞くことで、不完全な私があらゆるいのちに生かされ、多くの人々に支えられてあること。さらに、阿弥陀仏の光や仏と成ったご先祖からの導きがすでにただいまの私に届いていたことにも気づかされるのだ。阿弥陀如来の働きによって仏と成られたご先祖は、いわば私たちの応援団である。

新型コロナ騒動の中でも、様々な配慮のうえでお寺での聴聞・法話会・法座が続けられている。お彼岸に限らずお仏壇やお墓に参りご先祖への感謝に加えて、お寺での聴聞に足を運んでいただきたい。
(写真は、彼岸法座へ出講させていただいたお寺さまで撮影したもの)

源光寺彼岸会法座は、次の通り
3月28日(日)朝9時30分からお勤め
10時頃からご法話(約40分×2席 休憩あり)
ご講師 本願寺派布教使 深水顕真師(三次市専正寺住職)

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
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2020「三好春樹さん公開講演会」前半

仏教書朗読 『あなたがあなたになる48章』第41章

仏教説話『だいじょうぶだよ へいきだよ』(英語版)
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福間玄猷 × 夜な夜なZoomバル コラボ企画その1
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築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
かけあい法話「諸行無常ってどんな意味?」

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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