ご法事の「茶の子」は ソロモン諸島から

2021年5月25日


ご法事にお参りをさせていただくと、ご当家からのお礼の品を頂くことがある。こちらの地域では、それを「茶の子」と言う。私の幼少期は、折り箱に入った砂糖菓子や大きなおまんじゅうが多かった。しばらくすると、バスタオル・肌布団・シーツなどの日用品に変わっていった。近年は、カタログギフトが増えてきた。準備や持ち帰りにかさばらないこと。日持ちの心配がないこと。頂いた者が自由に選べること。これらが利点となっているようだ。見ているだけでも楽しいカタログギフト。食品・日用品・スポーツ用品・園芸用品・アクセサリーなど、種類も豊富。最近では、様々な体験プログラムも選べるようになっている。しかし、私の住む広島県山間部からは遠距離であるため、それらのプログラムは体験したことがない。今回も色々悩んで、室内に置く観葉植物を選んだ。新型コロナ騒動で気持ちが大きくゆれ動いているこの頃、緑を目にして気持ちが落ち着いたらいいなあと思ったからである。

およそ2週間後に届けられた箱には、ポトスが入っていた。開けてみると、説明書が一緒に入っていた。よく見たら、原産国はソロモン諸島と書いてあった。この小さなポトスが、わざわざソロモン諸島から届いたのだろうか。にわかには信じられなかった。ソロモン諸島と見た時、あの戦争当時の悲しい歴史しか思い浮かばなかったからである。しかし、いきいきとした緑は、悲しみの中から戦後の復興を歩んでこられたであろう現地の方々の思いが感じられて、なぜかハッとさせられた。
ご門徒さんのご法事がご縁で、教科書でしか知らなかった国、悲しい歴史しか知らなかった国が、急に身近に感じられた。大切に育てていきたい。

■ソロモン諸島:南西太平洋のニューギニア東方の100余の島々で構成している島嶼国家。第二次世界大戦中の1942年、日本軍に占領されるが、アメリカ軍とのソロモン諸島の戦いではガダルカナル島が日米の激戦地(ガダルカナル島の戦い)となる。「Wikipedia」より抜粋

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
2021年源光寺永代経法座ご法話 その2

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
かけあい法話「おかげさまってどんな意味?」

樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
仏教説話『だいじょうぶだよ へいきだよ』(英語版)
https://www.youtube.com/watch?v=oaltcYtm0lE

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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