あなたの地域の名産はなあに?

2021年7月22日


全国各地に、様々な名産がある。私の地元・広島県三次市では、昼と夜の気温の差が大きいという気候の特徴を活かして栽培されている、ぶどうの「ピオーネ」が有名だ。およそ40年前に地元の方々が共同で山を切り開き、これまで幾多の苦労と工夫を重ねながら栽培し、さらには市場開拓を続けて来られたと聞いている。また、この「ピオーネ」の芳醇な味を存分に活かしたワインが「三次ワイナリー」にて製造され、国内外のワインコンクールでの受賞歴も多い。

最近の子どもたちは、スーパーで並んでいる姿だけで野菜やお肉やお魚を見ており、スーパーに届くまで、それぞれの土地で手間暇かけて栽培されている様子をあまり知らない。そんな中、わずかでも「ピオーネ」栽培のプロセスを見て、知って、 関わることが出来る地元の子どもたちは、とても幸せ者だと思っている。子ども達は、地域学習の一環として「ピオーネ」の摘粒やジベレリン処理などを学年ごとに体験する。以前、学校の学習発表会で「ピオーネが出来るまで」と題して、地元の方が山を切り開くところからの歴史と、栽培の様子を劇で紹介してくれた時は、感動のあまり涙がこぼれた。

三次ピオーネは、「黒い真珠」というキャッチフレーズがついている。ただ、「黒い真珠」にするためにはキャッチフレーズをつぶやくだけではダメで、太陽の光や温度・雨量・肥料など様々な条件が整わなければいけないのだそうだ。さらに、ブランド力を発揮するために、厳格な品質管理もあると聞く。年配の農家の方が「お米作りは毎年1年生です」と呟くように、近年の変化の激しい気象条件の中で「黒い真珠」にも数々の見えない工夫がされているのだろう。その手間暇が価格にも当然反映されるため、地元の私たちは(特にハウスものは)主に贈答用として注文することになる。が、時折「仏さまにお供えください」と頂くことがある。大阪で大きくなった私にとって、初めて種なしの「三次ピオーネ」を食べた時の感動は、言葉に出来ない。今でもこの「ピオーネ」を頂く時、(真夏の収穫時期だけでなく)年間にわたる様々なご苦労を思い起こしながら、皮の間のエキスまで吸い取るように頂戴している。

■ご紹介:
三次ピオーネ生産組合
http://www.miyoshipione.jp/pc/index.htm

広島 三次ワイナリー
https://www.miyoshi-winery.co.jp/

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
2021年源光寺永代経法座ご法話 その1 https://www.youtube.com/watch?v=9gMcPa0WCLc&t=128s
仏教説話『だいじょうぶだよ へいきだよ』(英語版)
https://www.youtube.com/watch?v=oaltcYtm0lE
『みちしるべ 八正道シリーズ 正思惟 正しい考え方』実るほど頭の下がる稲穂かな

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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