初投稿は 竹澤丹一さまの六字名号について

2022年1月5日


昨年12月、源光寺ともご縁が深い専正寺(三次市志和地町・深水顕真住職)さまから、ご連絡を受けました。ご門徒である竹澤雄三さんが「父である竹澤丹一の書を、縁者へ寄贈させてもらえないか」とおっしゃっておられますとのことでした。
後日、専正寺ご住職と竹澤雄三さまご夫妻が源光寺にお参りになり、仏表装をされた丹一さまの六字名号を寄贈くださいました。思えば、2018年に専正寺さまのお誘いを受けて、竹澤丹一記念館・赤光庵に寄せていただいたことがありました。いわゆる「前衛」といわれる書で、独特の書風がとても印象的でしたし、これほど有名な方が三次のご出身と聞いてうれしかったことを思い出しました。その時はただ鑑賞するだけでしたのに、この度は、その丹一さまの書(しかも六字名号)を寄贈いただけることになり、思いがけないお申し出に感動いたしました。源光寺の寺宝として、代々大切にさせていただきます。

竹澤丹一さまは、1907年三次市志和地町生まれ。広島大学教授として教鞭を執られただけでなく、国内外でのご活躍によって、中国文化賞や広島文化賞・広島市政功労賞など受賞されました。作品は、広島県立美術館など国内外で所蔵されています。
この度、雄三さまからいただいた書籍を拝見すると、ある時期、丹一さまは中国新聞文化センターで書の教室を持っておられたようで、以下のように、子育てに関する言葉も記しておられました。

「誕生日におもう」
「誕生日といいますが、よく考えてみますと、母の体内から出て来た日であります。(中略)私の生をよろこぶのでしたら、生命発生、生命誕生のときこそ、意義があるように思います。」

また、和歌や俳句にもたしなまれ、その中には専正寺さまのご門徒として、仏縁に支えられたご生涯だったことを深く汲み取ることが出来るものも数多く拝見しました。

「人生は無なりと説きし仏如来 我の歩みの中にみつけん」
「うつし世をはなれて我のゆく先は み佛の待つやすらぎの国」
「朝の名号は輝く今日の希望わき 夕の名号は感謝と安らぎわき来る」

後日、ご講師の控室となる門信徒会館の床の間に掛けさせていただきました。ここに、ご紹介とお礼を申しあげます。竹澤雄三さま、専正寺ご住職さま、本当に有り難うございました。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
『新々みちしるべ 菩薩シリーズ』教化-弥勒菩薩
以心伝心 https://www.youtube.com/watch?v=iZetzX6Q4Fo
2021三好春樹さん公開講演会-後半 https://www.youtube.com/watch?v=1EfSKRhaGNw
2021年源光寺報恩講法座ご法話 その3

浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

“初投稿は 竹澤丹一さまの六字名号について” への2件の返信

  1. 今、ご住職のお話を拝読しました。
    ご丁寧に、父竹澤丹一のことをご紹介いただき、ありがとうございました。
    週一で志和地の赤光庵にいっています。三次インターを出て、いつもお寺を拝しています。
    本年も宜しくお願いいたします。

  2. 竹澤雄三様
    ご無沙汰いたしております。丹一様の貴重な書を頂きましたのに、何のお礼も出来ず失礼いたしております。
    この度は拙僧のブログをご笑覧下さり、その上コメントまで頂戴し、もったいなくもうれしかったです。
    ますます寒さ厳しい折ですから、道中の移動など充分ご用心くださいませ。
    今年も、どうぞよろしくお願いいたします。合掌

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