眼科に行きました。自分の目なのですが、(あたりまえのようですが)私には目の状態がわかりません。だから、定期的な検診を受けています。スタッフの方が様々な機器を使い、眼圧や視力などを調べてくださいます。「今かけているメガネでは、手元が見えにくいようだから、もう一つ手元用を作った方が疲れにくいと思いますよ」とアドバイスをくださいました。さらに、今回初めて「目の写真を撮ります」といわれて受けたのが、「眼底三次元画像解析(OCT)検査」でした。「誤差の範囲かも知れないけれど、右目に少し視力の出にくいところがあるので、定期的に検査しましょう」と教えてくださいました。最後に、眼科医の診察を受けて終わりました。教えてもらって、気づくことがたくさんありました。
私たち人間は、自分のことでありながら、自分があまり覩えていないのかも知れませんね。なぜなら、外界の物をたくさん見ることが出来る目ではありますが、自分の内面を覩るようには出来ていないからです。「自分のことは、自分が一番わかっている!!」と親に反抗したことはありますが、「本当にわかっていたか?」と今問われたら、「ごめんなさい!!」というしかありませんね。
だから、人間を「正見の眼」で覩てくださっている仏さまに出会い、(日常において)仏さまの言葉を聞いていく(=聴聞の)必要があるのだと思っています。
自らの欲望に暴走せず、世間の理不尽に絶望しないためにも。