ビジネスフォン取り替え騒動?その後

2023年2月9日

1月27日の投稿以降、多くの方々からアイデアをいただいたビジネスフォン取り替え騒動?の後日談です。

結論から申しあげると、取り替えはしないことにしました!!
決定打となったのは、坊守のこの一言。
「電話機は、そんな簡単に壊れないよ!!」

出入りの電気屋さん・工事業者・地元の電気量販店・現在の電話機を取り付けてくれた業者・NTT修理窓口など、数多く問い合わせの電話をしました。
中には、現場を見に来てくださった方もありました。複数の見積もりを比較しました。
この他に、インターネットでAmazonなどの商品情報も検索しました。

源光寺の場合は、
一般家庭とは違って建物が複数に分かれており、子機の電波が届かないこと、
ビジネスフォンから家電扱いの電話機に変えると、新たな回線工事が必要であること、
設置後の不具合や修理の際の体制が、不十分であること、
など、いくつもの課題が浮き彫りになりました。

それらを精査し、電話が不通になった時のご門徒さんへの影響を第一に考えて、
いよいよ新しいビジネスフォンを購入する最終判断を下すところでした。
具体的な経費についても、リースではなく一括買取を決めました。
明朝、契約依頼の電話をするタイミングで、坊守の一言でした。

(数週間の熟慮は何だったのか!)
と正直、腹が立ちました。
私「じゃあ、電話が使えなくなった時はどうするのか?」
坊守「携帯電話にかけてもらえばいいじゃない!!」
私「次に電話機が届くのは、一週間ぐらいかかるそうだよ。しかも、ご門徒のみなさんは、携帯番号を知らないよ」
坊守「では、こちらからご門徒さんにかけたらいいじゃない。とにかく、電話はそう簡単に壊れません。壊れてもないものを取り替えるなんて、もったいない。そんなお金もありません」

そうなんです。電話機はまだ壊れていないのです。
コロナ以降、経費を切り詰めている最中ですから、余分なお金はありません。
本当に、坊守の言うとおりです。
「万一の時!」
にしがみついていた私は、売り込みをかけてきた電話業者の口車にすっかり乗せられていたのかも知れません。

これまでなら、夫婦のいさかいを数日引きずっていたかも知れませんが、
(では、今から万一のことを想定して、私の携帯番号を入れた名刺を配っておけばいいのだ)
と、次なる具体策が浮かんできました。
私も、少しは落ち着いて行動できるようになってきたかな?

ご心配いただいた皆さまにも、お礼を申しあげます。あ、今も電話が鳴っています!!

(今夜、七日参りがありますので、早い投稿となりました)

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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