源光寺では「山歩きの会」を結成して、毎年4月と10月の2回、県内の山を歩いています。日頃の喧噪を離れ自然あふれる山を一緒に歩くことで、体力づくりはもちろん、心の健康増進にもぴったりです。さらに、富士山登山でもお世話になった広島登山研究所のプロガイドさんが同行くださるので、道中のお話も楽しく安心なのです。
新型コロナも落ち着いた10月下旬、おむすび岩で有名な廿日市・大野権現山(標高699M)に向かいました。今回も、子ども会の卒業生がドライバーを申し出てくれました。細い山道でも10人乗りワゴン車を難なく運転するその姿は、とても頼もしかったです。
標高422M付近の「おおの自然観察の森」が、最寄りの駐車場でした。
「ここまで車で上ることが出来れば、後は楽ちんだろう」
と、みんなでしゃべりながら登り始めました。確かに、初めのうちはなだらかな道が続いたので物足らなさを感じたメンバーもいましたが、途中から岩場や滑りやすい砂地のアップダウンが続いて「山歩きではなく、山登りだね」と言いながら、なんとか山頂までたどり着きました。この日はとても天気がよかったのですが、時折冷たい風が吹く時がありました。特に、山頂から少し外れたところで昼食を摂っていた時には、早く休憩を切り上げたくなるほど身体が冷えてしまいました。
下山の道中は、紅葉が始まったベニマンサクや湖面に拡がる睡蓮を眺めながら歩きました。いつもは山に囲まれた私たちですから、「広く大きい」海を見ただけでもう気分は爽快です。無事下山した後、疲れた身体を癒やすために、宮浜温泉にも立ち寄りました。わずかな時間ではありましたが、温泉のおかげで気分もすっきり。
メンバーの皆さんともに事故なく元気に行って帰ってこられたことは、とてもうれしかったです。翌日は股関節周りが筋肉痛でしたが2日後には和らいでいましたので、「もうしばらく山歩きが続けられるかな」と自分の自信にもなりました。メンバーの皆さん、有り難うございました。