この袋は「お鉢米袋」です コメント有り難うございました

2023年11月2日

昨日の投稿で、この袋の名前や使用用途をお尋ねしました。たくさんのコメントをいただき、有り難うございました。

私はお鉢袋=おはちぶくろと聞いてきました。その昔は、この袋にお米=お鉢米を入れてお寺に参り、お布施としてお供えくださっていたようです。また、ご門徒さんのお宅にお供えされていたお米を、この袋に入れて持って帰ることも多々ありました。

この袋を縫うのは農閑期=冬の仕事だったそうで、いろんな切れ端をパッチワークのように縫い合わせて作っておられたようです。社会が豊かになったことで紙やビニール製の袋が普及して、お鉢袋の役割は一気に少なくなりました。

ただ、ここ数年ビニールゴミが自然環境にとって大きな課題となっており、ビニール袋が有料になったり、使用を控えるようになってきました。だからこそ、もう一度このような布製の袋を再評価し多くの場面で使用することが、課題解決のささやかな一案になり得るのではないでしょうか?

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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