昨日の投稿で、この袋の名前や使用用途をお尋ねしました。たくさんのコメントをいただき、有り難うございました。
私はお鉢袋=おはちぶくろと聞いてきました。その昔は、この袋にお米=お鉢米を入れてお寺に参り、お布施としてお供えくださっていたようです。また、ご門徒さんのお宅にお供えされていたお米を、この袋に入れて持って帰ることも多々ありました。
この袋を縫うのは農閑期=冬の仕事だったそうで、いろんな切れ端をパッチワークのように縫い合わせて作っておられたようです。社会が豊かになったことで紙やビニール製の袋が普及して、お鉢袋の役割は一気に少なくなりました。
ただ、ここ数年ビニールゴミが自然環境にとって大きな課題となっており、ビニール袋が有料になったり、使用を控えるようになってきました。だからこそ、もう一度このような布製の袋を再評価し多くの場面で使用することが、課題解決のささやかな一案になり得るのではないでしょうか?