幼な子に合わせて見せるこの両手 お盆参り・盆踊り=貴重な仏縁 

2019年8月12日

 最近は、家族葬という言葉が象徴するようにお葬儀やご法事にお参りする方も少なくなり、
悲しみや思い出を分かち合う人間関係も希薄になってきており、
そんな変化を寂しく思う一人です。
しかし、そのような中でもお盆になると、ふるさとに帰省し、
お盆参りやお墓参りをする人々の様子が話題となります。
家族・親戚と共に先祖を偲び、尊いいのちをいただいている私自身の人生を見つめ、
次世代に仏法という宝物を相続する意味からも、お盆という仏縁はとても大切だと思っています。
 
 さらに源光寺では、8月15日に盆踊りを開催予定です。
(台風10号の影響によっては、盆踊りを中止もしくは延期をする場合があります。
このブログ執筆中の8月12日現在では、まだ判断できません)
最近では、お寺での盆踊りは大変珍しくなりました。
また、生の口説きと太鼓で踊る盆踊りは地元・酒屋の宝物です。
盆踊りの由来がわかる「盂蘭盆口説き」から始まり、本願寺音頭や酒屋音頭を踊り休憩。
焼き鳥やかき氷をいただきながら、久保はるきくんのミニステージ。
そして、後半の踊りに続きビンゴ大会です。
 
 お寺というと、お通夜・お葬儀・ご法事という悲しみの場を連想される方が多いと思いますが、
本来は悲喜交々を共にする場だと思っています。
源光寺における寺院活動のモットーは「お寺で楽しい思い出づくり」です。
楽しい思い出は、いつでも思い出すことが出来て、その時集った人たちの顔もうかびますね。
その場の雰囲気や聞いた言葉、時には歌まで思い出すことがありますね。
そして、自分はひとりぼっちではないこと。
多くのいのちが生かしてくれて、多くの人が支えてくれて、
仏さまが見守ってくださっていることまで、思い出すことが出来ますね。
「楽しい思い出は、その人の人生をしっかりと支えてくれる」
これは私自身の実感でもあります。
 
 どうか、皆さんの近くにあるお寺さまに足を運んでみてください。
きっと、新しい出会いや発見があると思いますよ。

■絵本のお坊さん問い合わせ先 
 名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
 住所:広島県三次市西酒屋町甲156 源光寺内
 電話:0824-63-5906
 メール:gfukuma@agate.plala.or.jp
 ホームページ:http://www.genkouji.com/
 Facebook:https://www.facebook.com/gfukuma
■絵本のお坊さんが出来ること。
絵本の読み語り 学校・コミュニティーセンター・福祉施設・ご自宅などへ訪問します
仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、仏さまの教えをお話しします。
悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
お寺での楽しい行事をご紹介します。
お寺でのボランティアを紹介します。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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