「掃除に来させてもらって有り難い」 

2020年5月3日

総代さんや教化団体の役員さんだけでなく、いろんな助っ人が源光寺を支えてくださっている。

年間の活動について新しいアイデアを提供してくださる方。
月刊誌「御堂さん」を配ってくださる方。
「びおらの丘」の傷んだ供花を片付けてくださる方。
「びおらの丘」の整備をしてくださる方。
毎月の子ども会や夏休みサマースクールのお手伝いをしてくださる方。
子ども会で手話の指導をしてくださる方。
サマースクールや仏教入門講座をご紹介くださる方。
源光寺YouTubeの撮影をしてくださる方
などなど。

Wさんは、境内の草取りやトイレ掃除などに、多い時には週に二度もおいでくださる。
掃除が終わられ、タイミングが合う時には、私も一緒にお茶をいただく。
Wさんから聞かせていただくお話に興味津々。鉄鋼関係のお仕事で全国を駆け回っておられた現役時代のお話から、
世界情勢やテレビには流れない世界の歴史の話まで。
 
ある時、
Wさん「私はここ最近まで、お寺さんが大っ嫌いでした」と告白された。
私「えーそうなんですか。何かきっかけがあったんですか。」
Wさん「高校時代におじいちゃんが亡くなり、その時のお坊さんの態度がどうも気に入らず、それからお坊さんが嫌いになりました。」
私「へー、そんなことがあったんですね。」
Wさん「でも、広島市内を歩いていた時、たまたま樹木葬の看板を見て、その事務所に尋ねに行ったら、
それが源光寺さんの「びおらの丘」でしたね。あの頃、父親がもう長くないと思っていたので万一の時のお墓を探していたんです。
そして、父親のお葬式で源光寺さんと出会って、こんなお寺さんもいるんだと思いました。
住職の真面目な姿を見て、何か手伝えることがあるかなと思うようになったんです。」
振り返ってみたら、Wさんとのご縁はもう3年になっている。
昔のお寺さんの思い出も正直にお話くださり、その中で、こうしてまたお寺とのご縁を喜んでくださる。
私としては、うれし、恥ずかしである。
現役を終えられた方であるため、
Wさん「家にいたら1日中お酒を飲んで終わってしまうけど、源光寺に掃除に行こうと思うと、
深酒を控えるようになったので助かっているんです」
ともお話しくださる。
いえ、私のほうが境内の草取りはすっかりWさんに甘えて、そのほかの場所の掃除に精を出すことが出来るようになった。
何も特別なことは出来ていない私のいつもの姿を見てくださる方、手伝ってくださる方、応援をしてくださる方・・・。
数々のお陰さまに支えられて、なんとか住職を勤めることができている。

来年は、住職継承10年となる。いったいどんな日常になっているだろうか。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
浄土真宗本願寺派ホームページ:http://www.hongwanji.or.jp/
源光寺樹林葬型公園墓地「びおらの丘」http://www.genkouji.com/viola.html
源光寺ホームページ:http://www.genkouji.com/
絵本のお坊さんブログ:http://genkouji.com/blog/
仏教童話『アマリリスのような女の子』YouTube動画版(紙芝居読み語り+絵本大好き住職のご法話)

YouTubeサイト「武田正文の仏心チャンネル」【,今こそ仏教】
対談:福間玄猷×武田正文さん×藤井大樹さん「仏さまからのものさし」

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ:https://tsukijihongwanji.jp/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
  として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
  などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹林葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
  わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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