例年とほぼおなじように 稲は生長している

2020年6月26日

 今年の梅雨は、しっかりと雨が降っている。梅雨の晴れ間をねらって、地域の方への毎月の配り物のために、バイクで走り回る。
車に乗った時とは違った感覚で、地域の風景が目に飛び込んでくる。田んぼの稲が青々としている。
ときおり風に揺れて、そばを通るときには香りも感じる。
 
 新型コロナ騒動で、人間社会はこの2月下旬から大きく変わってしまったが、
自然界では相変わらず太陽が昇って朝が来て、稲が生長し、梅雨に入り、紫陽花が咲いている。
本来は、自然の一部であったはずの人間だが、
いつの間にか自然や他のいのちをコントロール出来るように錯覚してしまったのかもしれない。
今さら太古の昔に戻ることは出来ないが、「本来はどうだったか」といのちの原点に立ち返ることは大切であると思う。
いのちの原点を見失う時、そのいのちは孤立し、孤独になり、生きていく意味を見失う。
そして、いのちそのものではなく、付加価値でもっていのちの選別をするようになる。
 
 「お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイトhasunoha(ハスノハ)」に寄せられるご相談へのお応えを紹介してみたい。
直接の相談者だけでなく、同じような悩みを抱えその解決を願っている方々への参考にしていただけるなら、嬉しい。

以下は、お応えの一部(ご相談内容とそのお応え全文は、下のリンクからどうぞ)

「現代社会は、仕事の能力=その人の価値と見てしまっています。
ですから、このハスノハにも、仕事のトラブルやミスを重ねることで、「生きている意味がないのでは」
と(二寸さんと同じように)相談を寄せる方が多くいらっしゃいます。
そこで、仕事の能力=その人の価値という現代社会の先入観をいったん切り離してほしいと思ったのです。
二寸さんの尊さと輝きは、もともと具わっているのです。
仕事でトラブルやミスを重ねたからといって、二寸さんの尊さと輝きが損なわれるものではないことを、
どうぞ胸に刻んでいてください。
このいのちの真実が二寸さんの胸にしっかり刻まれた時、大いなる安心を感じていただけるでしょう。
 人間社会は、新型コロナ渦によって大きく変わりましたが、一方で、変わらないものもたくさんありますね。
毎日、必ず朝が来ます。新緑も輝きを増し、野の花も昨年とほぼ同じように花を咲かせますね。
コロコロ変わる人間社会ばかりに気が取られていたら、しんどくなって当然です。
昨年と変わらずある自然の営みに目が届いた時、自分や人間を少し客観的に見直すことができます。」

■ご紹介:
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)
https://hasunoha.jp/questions/45168

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
仏教説話『だいじょうぶだよ へいきだよ』(青少年版 メッセージ動画つき)

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
源光寺樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
樹木葬型公園墓地「びおらの丘」ご紹介動画

お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
  として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
  などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹林葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
  わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA