「お寺の人はちやほやされているからダメ」なのか?

2020年10月27日

お寺の人は、

税金を払っていないのだろう
小さい頃から、みんなにちやほやされてきたんだろう
坊主丸儲け
社会に出ていないから、世間の厳しさを知らないだろう
どうせお寺を継ぐのだから、就職活動をしなくていいなあ
葬式のお布施が、そのままお坊さんの小遣いになっているんだろう
(お葬式が続くと)商売繁盛でいいですね
お寺に生まれたから、ただ仕事としてやっているだけなんでしょう

などなど、事実誤認も含んだこんな言葉を言われ続けてきた。

だから、お寺で大きくなったこと、僧侶であること、そして、お寺を継ぐことに引け目を感じ、長い間自信が持てなかった。さらに、社会人として仕事をしていないことが、大きな劣等感となっていた。
(その分、お坊さんは一般の方々には見えない問いを抱え、宗教や仏教やお寺・僧侶の存在について自問自答を重ねているのだ。そして、その時々の損得や相性の善し悪しを超えて代々にわたり関わっていくという覚悟で、ご門徒やお檀家さんと向き合っている)

最近、人はそれぞれの役割があるのではないかと思えるようになってきた。その役割には、本来優劣はなく、引け目や劣等感を抱く必要は無かったのだ。

私はお寺に育ち、大きくなったことで、

人を底抜けに信じることを教えてもらった
人は助け合いながら生きてきたこと
だから、(助けられながら)自分も生きていていいのだ
人は、それぞれ願いを持ちながら精一杯生きていこうとしていること
個々のいのちを超えた、大きな働きの中に自分がいること
人間の未熟さや不十分さ、そして失敗の歴史を
でも、それに気づき、反省し、改善しようとする営みが続いてきたこと
お金や能力を自分のためだけでなく、もっと広く深いもののために使う人がいること
個々のいのちが終わったとしても、大いなる願いは世代を超えて引き継がれていくこと
仏の働きは臨終や死後ではなく、ただいまの私に届いていること
だから、一般社会においても仏教のエッセンスが満ち満ちていること

などなど、たくさんのことを教えてもらった。

だから、引け目や劣等感を少しずつ捨てて、「この私」で生きていこう。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
仏教書朗読『あなたがあなたになる48章』第21章 福間玄猷YouTubeチャンネル

お悩み相談にげんさんがお応えします ハスノハ(hasunoha)連携 vol.7

仏教説話紙芝居『もったいない ありがたい』(メッセージ動画つき)

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
2020源光寺お盆の法座 https://www.youtube.com/watch?v=h6N7gFrm0wI&t=2549s
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA