新型コロナ騒動の中でも せめて報恩講だけは

2020年11月4日


この2日間、県内のお寺さまのご法座(永代経・報恩講)にお招きいただいた。ご住職さまは、昨年から施設に入所されている。総代長さんはご住職さまの思いを受け継いで、役員の方と役割分担のうえでご法座の準備をなさった。講師との連絡、ご法座のご案内、仏華の準備、本堂の掃除、備品や暖房器具の点検、帳場(=受付)など仕事は多い。全てボランティアである。

「今年はコロナの影響で全てのご法座を中止しました。せめてこの永代経と報恩講とだけはお参りがなくても、役員だけでも勤めさせていただこうということになりました」「報恩講はいわば喜びですから、私も楽しみで勤めさせていただくのです」とお話し下さる総代長さん。体温計や手指消毒の準備もされて、参拝者をお迎えなさった。総代さんや役員さんの苦労を知っておられるので、互いに誘い合って例年よりも多くの皆さんがお参りくださった。久々にお互いの安否を確認できた皆さんはもちろん、「やっぱり、皆さんも仏法を求めておられたんでしょう」とつぶやく総代さんのお顔は、嬉しそうである。私自身、皆さんの熱意に大いに心が動かされた2日間だった。
ご住職さまの代わりに調声人も勤め、引き続いてのご法話。「ご法事の目的とは?」「お念仏を称えるのはなぜ?」など、お参りの方への問いかけでご法話を進めた。毎年お招きいただき、もう息子のようになじんでいただいていることに加えて、これまで聴聞を重ねてこられた皆さまなので、掛け合いが味わい深い。まさに生放送、ライブそのものである。
2日間が無事に終わり、「いつまで続けられるかわかりませんが、出来るだけのことはさせてもらいます」と、役員さんが講師部屋へご挨拶に来て下さった。お寺を預かる住職として、こちらの総代さんや役員さんの篤信な思いと行動に、今回は特に励まされた。

今回の新型コロナ騒動に限らず、それぞれの時代の激動に翻弄されながらも「仏教を相続していくこと」が代々貫かれてきたことで、2500年以上もの時空を超えて「仏教がこの私に届いている」のだ。これは、まさに奇跡(=有り難い)の出来事なのだ。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
2020源光寺お盆の法座 https://www.youtube.com/watch?v=h6N7gFrm0wI&t=2549s
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
仏教書朗読『あなたがあなたになる48章』第23章 福間玄猷YouTubeチャンネル

お悩み相談にげんさんがお応えします ハスノハ(hasunoha)連携 vol.6

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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