あの時「ラジオ深夜便」を聞いていた私

2021年3月21日


あの時とは、1995年(平成7年)1月17日「阪神・淡路大震災」である。実は、あの時は、まだ大阪に住んでいた。以前から私たち家族は、お寺の本堂で並んで寝るのが習慣だった。数週間前から、小さな地震が続いていたように覚えている。続く地震に不安を感じていた私は、家族に気づかれないようにポケットラジオを布団に持ち込んで寝ていた。寝ている時に地震があったら、すぐにラジオのスイッチを入れて、震源や震度・各地の状況を確認していたのだ。あの時も、人生で初めて経験する大きな揺れに「ウオー!」と思わず声をあげていた。震源地である神戸ほどの揺れはなかったが、本当にこわかった。「早く揺れが収まってくれ!」と心の中で叫んでいた。あの時は、早朝5時46分だったため、しばらくして日が昇り(被害はありながらも)安堵したのだが、あの日以来数ヶ月はポケットラジオを手放せなくなった。その時に聞いていたのが、「NHKラジオ深夜便」だった。刻々変わる被害状況・生活物資の提供情報・ライフラインの復旧状況・安否確認情報・被災された方々の生の声、行政機関の情報提供など、何日も涙を流しながら放送を聞いていた。同時に、復旧・復興にたずさわるボランティアや現場職員の方々の活動に、大いに勇気づけられていた。

最近、東北地方の大きな地震が続いている。およそ一ヶ月前の震度6強に続き、昨晩(3/20)の5強の地震。10年前の東日本大震災と近い日に発生した大きな揺れだったため、現地の方々の不安や緊張は、いかばかりであろうか。当時、体験された恐怖や不安・混乱などがよみがっただろうし、今回は2回とも夜に発生したため、お休みになる度に「もしかして、また地震があるかも」と頭をよぎると、十分な熟睡も難しくなっているだろう。気づかないうちにも、睡眠不足や疲労の蓄積があるかも知れない。互いに声をかけあい、充分、心身を厭いながらお過ごしいただきたい。
*枕元には、携帯電話・充電器・スリッパ・懐中電灯・ポケットラジオ(もしくは、らじるらじる)を!

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
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樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
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仏教書朗読 『あなたがあなたになる48章』第41章

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福間玄猷 × 夜な夜なZoomバル コラボ企画その1
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築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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