自分や身近な人を守るために お寺の子ども会でAED体験を

2021年10月8日

昨晩は、私のスマホから緊急地震速報が流れてきた。不気味な大音量が、私の心も揺さぶった。一瞬、地元での地震かと身構えたが、表示をよく見ると東京での速報であった。直後に、 関東地方での地震が報道された。東日本大震災以来10年ぶりの大きな揺れだったようだ。直ちに東京にいる息子にLINEを送った。仕事中だったのか、息子は直接の揺れをあまり感じなかったようだ。そのコメントを見て少し安心していたが、今朝になって各地に様々な被害が出ていることを知った。余震も含めて、影響がしばらく続くだろう。どうか、用心してお過ごしいただきたい。

阪神・淡路大震災に遭遇し、復興支援にたずさわったことがきっかけで、「防災士」の資格を取得したことがある。取得後、「防災士」としては何の活動も出来ていないので、そのことは誰にもお話ししていない。ただ、災害時は「公助(=公の助け)」を待っているだけではなく、「共助(=地域の住民同士で声をかけあい、安否を確認し、手当をすること)は、とても大切なことだと実感している。

最近、学生の皆さんが人助けをして表彰される報道をよく目にする。見ず知らずの人に声をかけたり、助けを呼んだり、一緒に寄り添うことは、大人でも躊躇することがある。しかし、「私が助けなければ」「困った人を見たら、思わず体が動いた」「知らない顔は出来なかった」などと、当時を振り返るその姿から、人間の根底に持っている「助け合って生きようとする心」を見いだすことが出来て、とても感動を覚える。ただ、人間の行いは完璧ではない。では、完璧ではないから何もしないということではなく、「今この場で自分にできることを精一杯させてもらう」そのような謙虚な心持ちでありたい。このような心で関わることは、誰かを助けるだけではなく、自分自身を見つめる意味からもとても大切なことだと思う。

今月のお寺の子ども会では、地元の消防署員の方においでいただき、「応急手当やAEDの使い方」を教えていただくことになっている。本当は、救急の日(9月9日)にちなんで先月お招きする予定だったが、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言発令のため、10月に延期された。「下校時に通学路で倒れている人を発見しました。僕たちは、どんなことができるでしょうか?」という想定で、まず子どもたちにはしっかり考え、アイデアを出し合ってもらおうと思っている。その上で、プロの方から直接学ぶことができたら、子どもたちの「生きていく力」や「身近な人を思いやり、助け合う心」が育つきっかけになると思っている。災害を単に怖がるだけでおしまいにせず、多くのことを学べる人に成長してくれると、とてもうれしい。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
かけあい法話「亡き父は今どこに?」 https://www.youtube.com/watch?v=dzKZCIKFYLY
『みちしるべ 八正道シリーズ 正定 正しい心の統一』
蒔かぬ種は生えぬ https://www.youtube.com/watch?v=ZO-uYnR6t6w
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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