古い写真をみっけ! 次世代へ遺りますように

2021年12月22日

これは、お参り先での写真です。写っている黒い木箱は、御文章箱。浄土真宗の開祖・親鸞聖人から下がること8代目の蓮如上人が書かれたお手紙が、後にまとめられて今のような和綴じのものになり、『御文章』と呼ばれています。お通夜で拝読されることが多かった「白骨の章」は、この『御文章』の中にあります。多くの場合、浄土真宗のご門徒宅のお仏壇の脇に置いてあるものです。

在家報恩講に参ってみたら、そのお宅では、御文章箱に古い写真が入っていたのです。「あ、源光寺の写真ですね。これは、いつの写真ですか?」とお尋ねしたら、「何かの法要の時のものでしょう」と教えて下さいました。よく見てみると、五色の吹き流しが写っています。この吹き流しは、日常では揚げることがなく、大きな法要の折にのみ使うものです。しかも慶び事に使うことが多いです。おそらく今から35年前(=昭和61年)の「源光寺伽藍等修復慶讃法要」の写真と推測されました。聞けば、ご主人はその頃から源光寺の地区役員をして下さっているとのことでした。お寺の大切な写真だからということで、この御文章箱に入れておられたようなのです。

私が知らない昔から、源光寺(そして各地のお寺)は、代々多くの方々によって護持されてきたのですね。一枚の写真を通して、35年前にタイムスリップしたような気持ちになりました。写真は、そのまま御文章箱に収めました。ここに入れておけば、断捨離されずに次世代まで相続されるでしょう。そして、私の次を担った住職がまた同じようにこの御文章箱を開けて、同じようにご当家の次の世代にお尋ねするでしょう。
「これは、いつの写真ですか?」と。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
2021三好春樹さん公開講演会-後半 https://www.youtube.com/watch?v=1EfSKRhaGNw
2021年源光寺報恩講法座ご法話 その1 https://www.youtube.com/watch?v=qPl7pSjZC6E
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
『新々みちしるべ 菩薩シリーズ』教化-弥勒菩薩
以心伝心 https://www.youtube.com/watch?v=iZetzX6Q4Fo

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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