夢は「モネの睡蓮」 源光寺宝池の大掃除

2022年1月31日

源光寺の山号は「宝池山」。阿弥陀仏と西方極楽浄土のありさまを説く『仏説無量寿経』などに、その根拠を見ることが出来ます。更に、源光寺には池があるのです。「たからいけ」と呼ばれていたこともあるようです。もちろん「宝」が埋まっているわけではありません。万一の際は、防火用水の役目もあると聞いています。

「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光」もう、20年以上前でしょうか?私の祖父が、阿弥陀仏のお浄土を想って買ってきた睡蓮。この「宝池」に投げ込まれた睡蓮は、ぐんぐん成長を続けました。なぜが繁殖力が強く、睡蓮の葉が水面をほぼ覆い尽くすようになりました。しばらくは「元気に伸びて茂っているなあ」と喜んでいたのですが、よくよく観察をしていると、葉が茂りすぎたことで水中に光が入らないためか、最近ではその花の数が極端に少なくなっていることに気づいたのです。葉っぱが池の9割を占めているようでは、美しさも半減します。他のお寺さまの池を拝見すると、とても風情があるのです。その違いは、バランスでした。やはり、水面と葉っぱと花のバランスが大切なのだと気づかされました。だから、数年前からは「ちょっと葉を間引いてやればいいのになあ」と考えるようにはなりましたが、いつもの癖で「どうせ、僕にはできない」と日延べをしてきたのです。

そしたら、一昨年からは、茶花としても有名な「ガマ」が生えるようになり、池の景観も変わってきてしまいました。昨秋、手の届く範囲は刈り取ってみたのですが、いつの間にか手の届かない池の中程まで株が増えているではありませんか。最近は、小太郎の散歩をしながら池を眺めることが多くなり、思い切って池の大掃除に挑戦することにしたのです。

昨日は、足場を固めながら池に入り、手足が届く範囲の「ガマ」などの枯れ葉を取り除きました。その量は、一輪車3台分となりました。それより中には水が張ってありますし、沈殿した泥に足が取られてしまいます。だから、今朝は、池の水抜きに取りかかりました。10年近くほおっておいた水中ポンプでしたが、順調に動いてくれました。とても、助かりました。いつもは小さな池だと思って見ていましたが、実際に水を抜いてみると案外水量があるのですね。朝9時過ぎから夕方5時過ぎまでの7時間で、ようやく40センチほど水位が下がりました。明日もう1日水抜きをして、数日乾燥させます。それから、直接池に入り「ガマ」を抜いてしまおうという考えです。余裕があれば、茂りすぎた睡蓮の株も間引いてみようと考えています。

目指すは「モネの睡蓮」です!!

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
「2021年源光寺トーク&ライブ ハーモニカ共演」

『新々みちしるべ 菩薩シリーズ』智慧-文殊菩薩
「信は人の心を豊かにする」 https://www.youtube.com/watch?v=-F7Slf415T8
かけあい法話「あなたのご先祖は何人でしょうか?」

浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

 

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA