熱い珈琲に冷たいおしぼり 会館職員のさりげない心遣いがうれしい

2022年4月14日

昨日まで、各地の天気予報が季節外れの「真夏日」を知らせていました。私のいる広島県三次市でも、冬物の衣では汗が噴き出て、気分が悪くなるほど暑かったです。下着や襦袢を工夫して、なんとか法務を務めました。

その暑さの中、思いがけないお葬儀が入り、2日間葬儀会館に通いました。まさに、汗と涙の時間でした。葬儀会館の職員さんも誠心誠意、ご遺族に寄り添っておられました。ご遺族への何気ない声かけが、とても勉強になります。
ご遺族の急な電話を受けて様々な対応がはじまり、他人には見えない部分を含めたサポートがあることで、ご遺族は安心してお通夜やお葬式に参列できるようになるのでしょう。そして、私たち僧侶にとっても職員さんのサポートは大変心強いものです。

還骨・初七日を終えて控室に戻ると、
「源光寺さん!お茶か珈琲か、いかがですか?」
と職員さんが声をかけてくださいました。
私「では、珈琲をお願いします」
職員さん「はい、かしこまりました」
衣を風呂敷に収めて帰り支度をしていると、珈琲を持ってきてくださいました。
私「有り難うございます」
と言いながら、まず、おしぼりを取った私。
私「あ、冷たいおしぼりですね」
職員さん「はい、今日は暑いので、おしぼりは冷たいものをお持ちしました!」

こちらがお願いしたわけではないのに、このさりげない心遣いがとてもうれしかったです。
このように大切に接していただくと、「私も大切に仏縁を重ねていこう」と襟が正されます。

「ロシアとウクライナの戦争」など、世の中の激動につい心が奪われそうになりますが、「今ここにある」ささやかな心遣いや思いやりの営みを大切に分かち合いたいと、切に願いました。

■絵本のお坊さんが出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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