こちら(広島県三次市)では、(お米の品種によってはやや前後しますが)5月の連休頃に田植えをする農家が多いようです。新型コロナ騒動の影響で、この2年は老夫婦だけで田植えを済ます家庭が多かったようですが、今年は、このままの状況が続くなら、離れて過ごす子や孫たちを迎えて賑やかに田植えが出来るかも知れませんね。
田植えに向けて、すでに、あちらこちらで荒起こしなどが始められています。むしろ、田植えまでの準備の方が、地味だけれど大切な作業だとお聞きします。すでに水があてられた田んぼも見られます。水があてられた田んぼには、どこからかやってきたのかカエルの声が聞こえるようになります。田植えシーズンの到来を感じさせる、田舎の原風景の一つです。
「米」という漢字は、 お米ができるまでの88回もの手間を表しているともお聞きしました。秋になると、スーパーに並ぶお米の銘柄や値段にばかり注目しがちですが、農家の方の数々のお手間や自然の恩恵にも思いを馳せることが出来る私でありたいと思います。