あちらこちらの田んぼから聞こえる声

2022年4月20日

こちら(広島県三次市)では、(お米の品種によってはやや前後しますが)5月の連休頃に田植えをする農家が多いようです。新型コロナ騒動の影響で、この2年は老夫婦だけで田植えを済ます家庭が多かったようですが、今年は、このままの状況が続くなら、離れて過ごす子や孫たちを迎えて賑やかに田植えが出来るかも知れませんね。

田植えに向けて、すでに、あちらこちらで荒起こしなどが始められています。むしろ、田植えまでの準備の方が、地味だけれど大切な作業だとお聞きします。すでに水があてられた田んぼも見られます。水があてられた田んぼには、どこからかやってきたのかカエルの声が聞こえるようになります。田植えシーズンの到来を感じさせる、田舎の原風景の一つです。

「米」という漢字は、 お米ができるまでの88回もの手間を表しているともお聞きしました。秋になると、スーパーに並ぶお米の銘柄や値段にばかり注目しがちですが、農家の方の数々のお手間や自然の恩恵にも思いを馳せることが出来る私でありたいと思います。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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