リアルな講演会は何年ぶり? 喜多川泰さんに会えた!!

2022年10月10日

■ご紹介:喜多川泰オフィシャルホームページ
https://tegamiya.jp/blog

住職である私は、土日祝日に開催される地域行事や講演会・研修会にほとんど参加することは出来ません。なぜなら、土日祝日にはご門徒さんのご法事をお勤めしたり、お寺の行事を主催する側になるからです。しかも、予定を空けて事前に申込が出来た講演会や研修会であっても、急に入ったお葬式のために参加を取りやめなければならないこともしばしばです。

ところが、今日は予定通り講演会に参加出来ました。しかも、講師は、作家・喜多川泰さんです。
新型コロナ以降、リアルな研修会は参加出来ていませんでしたので、今日は本当にうれしい日でした。

1冊の本をきっかけにして、価値観が変わることがありますね。私は、喜多川泰さんの『「福」に憑かれた男』で、人生が変わり始めました。その本は、山歩きのご縁でしばらく通わせてもらった「こはる庵」(広島市)の木村先生からプレゼントされたものでした。根っからのネガティブ思考に加え、世の中の矛盾や理不尽を嘆いていた私に、木村先生は「この本をプレゼントしますから、ぜひ読んでみてください。きっと人生が変わりますよ」と声をかけてくれました。
「矛盾や理不尽なことが多いこの世の中に、こうして希望を持って生きている人がいるのだ。さらに、喜多川さんの言葉に励まされて、今を精一杯生きている人がいるのだ!!」
これが、私の率直な読後感でした。それ以来喜多川さんの本を何冊も求め、子どもたちにもプレゼントし、昨年はオンラインでの講演会も参加しました。

そして、今日のリアル講演会だったのです。
100名ほどが集まった福山市の会場は喜多川さんのファンが多いようで、あちらこちらで再会を喜ぶ声が聞こえていました。しかも、私よりも若い世代が多いようです。(お寺の行事では、なかなかお目にかかれない世代です。ああ、うらやましい!)奈良からわざわざおいでになった喫茶店店主が、コーヒーをふるまってくれていました。マスクを外して香りを楽しんだ後、頂戴しました。喜多川さんの最新刊が一人ひとりにプレゼントされたほか、特製ブレンドのコーヒーや井岡絵美さん直筆のシークレットカードもお土産になっていました。今日の余韻を、しばらく後まで楽しめる工夫があちらこちらに。この日に向けて、実行委員の皆さん(それぞれのメッセージカードも)がこんなにも準備を重ねてくださったことがうれしかったです。参加者としてはもちろんですが、いくつかの団体事務局を預かる立場としても、これらのおもてなしもとても勉強になりました。

喜多川さんの講演は、カリスマ講師にありがちな特別な盛り上げや強烈な引きつけはない、たんたんとした口調でした。(ちょっと意外でした!!)でも、その場の空気に振り回されない安心感がありました。自分で自分を振り返りながら、しっかり聞くことが出来ました。しかも、聞いたまま大切な人につぶやくことも出来ます。小・中学生の通学路にもなっていますから、今日聞いた言葉のいくつかをお寺の掲示板でも紹介してみようかな。
内容は、「日々のこと」でした。聞けば、「そうだ!」と思うことでしたが、聞かなかったらうっかり見落としていることばかりでした。見ず知らずの方々の中でしたが、一緒になって喜多川さんのお話を聞き、うなずき、拍手をする。少しずつ同志のような気持ちになっていくのが、リアル講演会の醍醐味ですね。あ、元世界チャンピオン・井岡弘樹さんも来てましたよ!!

そして、Facebook友だちの山崎さんにも、初めてリアルでお会い出来ました。ついうれしくなって、写真も一緒に撮ってもらい、私自身の今日までの道のりをしゃべってしまいました。講演会の最後には、主催者としての熱いメッセージも語ってくださいました。(感動して、録音しておきたかったくらいです)

木村信治先生、喜多川泰さん、山崎太一さん、実行委員の皆さん、今日この日のためにご縁を結んでくださいました。本当に有り難うございました。世界各地では、この同じ時間に戦争や貧困に苦しむ人々が多くいます。その現実に目を背けることなく、しかも、自分が歩んだ道をベストにするために「刻石流水」を心に置きながら、これからも生きていきます。

皆さんもぜひ、喜多川さんとのご縁を結んでください。貴方の人生に大きな変化が生まれますよ。

 

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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