坊守は平日の勤務があるため、昼と夜のご飯はいつも母が用意をしてくださいます。
毎日のことなので、時には手軽に済ませたいこともありますね。
両親ともに80代となりましたから、なおさらです。
「たまには外で食べませんか?」
と、先日、昼ご飯を誘いました。
とある道の駅へ行きました。
コロナ以前に行ったきりですから、おそらく3年ぶりでしょう。
前回までは、地産地消を特徴にしたメニューがたくさんありましたが、今回は少なくなっていました。聞けば、私たちが行った時期がそもそも野菜の少ない時期であること。
野菜などを育てる地元の農家さんが高齢となられて、出荷が少なくなっていること。
自動車道の開通によって、道の駅がある国道の通行量が減っていること。
など、様々な要因が絡んでいるそうです。
新しい事業を立ち上げる時は、勢いが助けになることもありますが、その事業を継続しようとなると、周囲の様々な変化の影響も受けますから、立ち上げとは違った難しさがあるのでしょうね。
源光寺も住職継職後12年が経過しています。変わりゆく社会情勢の中で、仏法相続の熱意をどのように維持・伝承していくのか、道の駅の現状と思わず重ねて考えてしまいました。
帰りがけに立ち寄ったショップで、
「あ、源光寺さま!!」
と丁寧に声をかけてくださった方がありました。
その方は、以前、市内の結婚式場や葬儀会館にお勤めになっていて、私も文字通り冠婚葬祭で大変お世話になった方でした。定年退職後の次なる仕事場として、そのショップに勤めておられるとのことでした。数年ぶりの再会でした。(私服だった私に気づいてわざわざ声をかけて頂けるなんて!!)
とてもうれしい気持ちで、買い物を済ませて帰りました。
(今日はお通夜に参列しますので、早い時間の投稿となりました)