2014年開設後、多くの方のご利用をいただいている「樹林葬型公園墓地 びおらの丘」。
新型コロナが少し落ち着いたので、日頃から協力くださっている皆さんとランチに行きました。
大切な方のお別れを抱えた一人ひとりに出会う私たちですから、その声かけや関わりには気を使います。特に、初めて電話で応対する担当者(藤井さん)は大役です。
「何をどうしたらいいでしょうか?」というご相談から始まることが、ほとんどです。
大きな悲嘆や苦悩の真っ只中にいらっしゃるので、電話が1時間を超えることもあります。
全てを理路整然とお話しできる方は、少ないです。
さらに、その方が一人で決断できることも少なく、考えの違う親戚とも相談を重ねながら話を進める必要があります。何度もやりとりを重ね、ようやく納骨の日を迎えることになります。
「あなたが藤井さんですか!!」
びおらの丘で初めて藤井さんと会われた方の多くは、涙をにじませておられます。
それは、誰にも言えない話をじっくり聞いてもらえた藤井さんの温かさを感じておられるからです。実は、このような関わりは誰でも出来るものではありません。
一人ひとりに誠心誠意向き合ってくださる藤井さんだからこそ、といつもお礼を申しあげています。さらに、三次市シルバーセンターからの派遣でいつもお世話になるお二人も、それぞれにお連れ合いを亡くしておられますので、自分のことのように大切に関わってくださっています。
また、地元の石材店のお一人として細々アドバイスをくださる方、
びおらの丘の掃除にボランティアで来てくださる方など、
一人ひとりのまごころでびおらの丘は整備されています。
「公園のようでとても明るく、気持ちがよいですね」
などと、利用してくださる方からも喜びの声が多く聞かれています。
お休みの日には、多くの方々がお墓参りに来られています。
いつもきれいな供花がいっぱいの「びおらの丘」は、とても清々しい場所になっています。
今後も「びおらの丘」を通じて、ささやかな仏縁が相続されていくことを心より願っています。
これからも、びおらの丘をどうぞよろしくお願い致します。